2026 FIFAワールドカップ(W杯)で優勝を目標に掲げるサッカー日本代表。悲願達成のためには、大会本番で対峙するであろう強豪国、いわゆる“格上”を撃破するジャイアントキリングが不可欠だ。今回は、FIFAランキングの算出方法が現行のものになった2018年以降の試合を対象とし、日本代表が倒したFIFAランキング上位国5つを紹介する。[3/5ページ]
3位:スペイン代表
対戦日:2022年12月2日(カタールW杯)
当時のFIFAランキング:7位
試合結果:2-1
2022年12月2日(日本時間)は、日本サッカー界にとって歴史的な一日だった。
2022 FIFAワールドカップ(W杯)カタール大会グループE最終節でスペイン代表と対戦し、2−1の逆転勝利を収めた。
当時のFIFAランキングは日本が24位に対し、スペインは7位。グループ突破を懸けた真剣勝負において、事前の下馬評はスペイン圧倒的優位だった。
実際に試合が始まると、11分にアルバロ・モラタに先制点を許し、スペインが7割を超えるボール支配率で主導権を握る展開となった。
1点ビハインドで迎えた後半、日本が電光石火の反撃を見せる。
48分、後半から投入された堂安律が同点弾を決めると、わずか3分後の51分、三笘薫の折り返しを田中碧が押し込み、一気に試合をひっくり返した。
三笘の折り返しがゴールラインを割っていたのではないかと物議を醸したが、VAR判定の結果、わずか数ミリがラインにかかっていたことが確認され、ゴールが認められた。
このシーンはのちに「三笘の1ミリ」として語り継がれることとなる。
終盤はスペインの猛攻に晒されたが、日本は集中した守備で1点のリードを死守した。
もし追いつかれていればグループステージ敗退の可能性もあった薄氷の勝利だった。
森保一監督は試合後、「試合の最後の1分ぐらいは、(1994年最終予選の)ドーハの記憶が出てきていたのですが、ちょうどその時に選手が前向きにボールを奪いに出たのを見て、『あ、時代は変わったんだ』」と、新しい時代になったと感じました」とコメント。
世界最高峰を相手につかみ取った勝利に、日本サッカーの進化を確信していた。

