2026 FIFAワールドカップ(W杯)で優勝を目標に掲げるサッカー日本代表。悲願達成のためには、大会本番で対峙するであろう強豪国、いわゆる“格上”を撃破するジャイアントキリングが不可欠だ。今回は、FIFAランキングの算出方法が現行のものになった2018年以降の試合を対象とし、日本代表が倒したFIFAランキング上位国5つを紹介する。[4/5ページ]
2位:ブラジル代表
対戦日:2025年10月14日(国際親善試合)
当時のFIFAランキング:6位
試合結果:3-2
サッカー日本代表が倒したFIFAランキング上位国で2番目に高いのは、2025年10月14日に対戦したブラジル代表だ。
当時のブラジルのFIFAランキングは6位で、日本にとって、文字通り「歴史を塗り替える」一戦となった。
日本は2026 FIFAワールドカップ(W杯)アジア3次予選で圧倒的な強さを見せ、2025年3月に本大会出場権の獲得を決めた。
「史上最強」との呼び声も高いチームだったが、W杯に向けた強化期間である9月シリーズでは、メキシコ代表と引き分け、アメリカ合衆国代表には敗戦。
10月10日のパラグアイ代表戦でも2−2で引き分け、W杯に向けて不安もよぎった時期だった。
そんな嫌な流れの中で迎えたのが、A代表が過去「2分け11敗」と、一度も勝利したことがないブラジルだった。
試合は前半に2失点を喫し、スタジアムや画面越しのファンの間には「やはりブラジルの壁は厚いのか」という気持ちがよぎったはずだ。
しかし、ピッチ上の選手たちは誰一人として下を向いていなかった。
後半開始直後の52分、南野拓実のゴールで反撃の狼煙を上げると、勢いそのままに中村敬斗、上田綺世が立て続けにネットを揺らし、王国から劇的な逆転勝利を奪ってみせた。
キックオフ前の円陣では、キャプテンを務めた南野が「歴史を変える試合にしよう」と話しかけていたことがチームメートの証言で明らかになっている。
その言葉通り、日本のサッカー史に燦然と輝く新たな1ページが刻まれた。
「W杯優勝」という目標を掲げ、時に世界から懐疑的な目を向けられてきた日本代表。
だが、このブラジル撃破によって、その悲願が決して夢物語ではないことを世界に証明してみせた。

