今回の欧州遠征に臨むサッカー日本代表の招集メンバーを見ると、欧州で結果を残す選手たちが中心となり、世代交代は着実に進んでいる。一方で、将来を嘱望されながらも、思うようにキャリアを伸ばせていない東京オリンピック(五輪)世代の選手も少なくない。今回は、本来であれば日本代表の中心を担っていてもおかしくなかったが、期待された成長を遂げられていない選手たちを紹介する。※スタッツはデータサイト『Transfermarkt』を参照(3月24日時点)[1/5ページ]
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FW/MF:安部裕葵(あべ・ひろき)
生年月日:1999年1月28日(27歳)
現所属クラブ:浦和レッズ
安部裕葵は、間違いなく東京五輪世代のアイコンであった。
現在27歳の安部は、2017年に鹿島アントラーズでプロデビューを飾った。
プロ1年目から公式戦17試合に出場すると、2年目の2018年は飛躍の1年に。公式戦37試合で4ゴール3アシストの活躍を残し、Jリーグのベストヤングプレーヤー賞を受賞した。
2019年には鹿島の背番号「10」を着用し、同年夏にはバルセロナ・アトレティック(当時、バルセロナB)へ完全移籍。名門のリザーブチームで研鑽を積み、加入1年目はリーグ戦20試合4ゴールと好スタートを切った。
しかし、ここからケガに苦しむ日々が始まる。
2020年2月に右大腿二頭筋を断裂すると、同年11月にも同箇所を負傷。その後も負傷離脱を繰り返した結果、出場が期待されていた東京オリンピック(五輪)を逃し、所属クラブでは出場機会を激減させた。
最終的に、安部は2023年夏にバルセロナ・アトレティックとの契約が満了となり、浦和レッズに活躍の場を移している。
ただ、新天地でもコンディション不良や負傷が続き、ピッチ上でほとんどプレーできていない。
2023年7月に加入したものの、Jリーグ再デビューを果たしたのは2025年10月のこと。
今季で在籍3年目を迎えるが、浦和での公式戦出場は2試合にとどまっている。

