今回の欧州遠征に臨むサッカー日本代表の招集メンバーを見ると、欧州で結果を残す選手たちが中心となり、世代交代は着実に進んでいる。一方で、将来を嘱望されながらも、思うようにキャリアを伸ばせていない東京オリンピック(五輪)世代の選手も少なくない。今回は、本来であれば日本代表の中心を担っていてもおかしくなかったが、期待された成長を遂げられていない選手たちを紹介する。※スタッツはデータサイト『Transfermarkt』を参照(3月24日時点)[3/5ページ]
FW/MF:遠藤渓太(えんどう・けいた)
生年月日:1997年11月22日(28歳)
現所属クラブ:FC東京
東京オリンピック(五輪)世代の遠藤渓太は、再び日本代表に返り咲くことができるだろうか。
現在28歳の遠藤は、横浜F・マリノスの下部組織出身。同クラブのユースの一員として、2015年に出場した第39回日本クラブユースサッカー選手権大会で得点王と最優秀選手賞に輝いた。
2016年にトップチームデビューを飾ると、加入1年目からリーグ戦23試合に出場。早くから頭角を現した。
マリノスでは公式戦142試合に出場し、左右両サイドを主戦場に16ゴール22アシストを記録している。
チームに欠かせない存在へと成長した遠藤は、2019年12月のE-1選手権でA代表デビュー。しかし、2020年1月のU-23アジア選手権では出番がなく、東京五輪出場を目指して2020年7月にウニオン・ベルリンへ期限付き移籍を決断した。
約1年後に東京五輪が迫るタイミングでの欧州挑戦は、まさにキャリアを賭けた移籍だった。
しかし、この挑戦は実を結ばなかった。
2020/21シーズンはリーグ戦16試合に出場し、1ゴールを記録。ただ、負傷の影響で途中出場が中心となり、主力定着には至らず。
出場が期待されていた東京五輪のメンバーからも落選した。
その後、完全移籍に切り替わった2021/22シーズンはリーグ戦4試合の出場にとどまる。
出場機会を求め、2022年7月からはブラウンシュヴァイクへ期限付き移籍。さらに2024年1月からはFC東京へ期限付き移籍し、同年4月に完全移籍を果たした。
現在は青赤の主力としてコンスタントに出場を重ねている。
ただ、2021年以降は日本代表への招集がない。
日本代表のサイドアタッカーの層は厚く、堂安律や三笘薫など欧州で活躍する東京五輪世代が中心となっている。
28歳を迎えた遠藤が再び代表の地位に戻るためには、Jリーグの舞台でさらに高いパフォーマンスを継続する必要がある。

