今回の欧州遠征に臨むサッカー日本代表の招集メンバーを見ると、欧州で結果を残す選手たちが中心となり、世代交代は着実に進んでいる。一方で、将来を嘱望されながらも、思うようにキャリアを伸ばせていない東京オリンピック(五輪)世代の選手も少なくない。今回は、本来であれば日本代表の中心を担っていてもおかしくなかったが、期待された成長を遂げられていない選手たちを紹介する。※スタッツはデータサイト『Transfermarkt』を参照(3月24日時点)[4/5ページ]
FW/MF:三好康児(みよし・こうじ)
生年月日:1997年3月26日(28歳)
現所属クラブ:VfLボーフム(ドイツ2部)
三好康児は、長らく日の丸から遠ざかっている。
現在28歳の三好は、2015年に川崎フロンターレでプロデビュー。北海道コンサドーレ札幌と横浜F・マリノスでの武者修行を経て、2019年8月に川崎からロイヤル・アントワープへ期限付き移籍した。
その後、完全移籍に移行し、2022/23シーズンまでプレー。在籍4年間で公式戦92試合に出場し、10ゴール9アシストを記録した。
代表では、東京オリンピック(五輪)世代を牽引するチャンスメーカーとして期待を集め、背番号「10」を託された。
本大会では背番号「8」を着用し、5試合に出場。グループリーグ第3戦のフランス代表戦でゴールを記録したものの、チームをメダルへ導くことはできなかった。
その後、2023年7月にバーミンガムへ加入し、イングランド3部への降格も経験。
身長167cmと小柄ながら、強靭なフィジカルが求められる同国のサッカーに適応し、在籍2年間で公式戦52試合7ゴール6アシストを記録した。
昨季はVfLボーフムに完全移籍し、自身初となる欧州5大リーグを経験。しかし、チームの不調とケガの影響もあり、リーグ戦15試合1ゴールにとどまった。
ドイツ2部で迎えた今季も前半戦は負傷離脱。復帰後はリーグ戦14試合2ゴール2アシストを記録しているが、完全復活とは言い難い。
東京五輪世代の選手が欧州トップリーグで活躍し、A代表で不動の地位を築く中、三好は2021年以降、代表から遠ざかっている。
同じレフティーの久保建英や堂安律との差は、広がっているのが現状だ。

