イタリアのスポーツ相アンドレア・アボーディは1日、イタリア・サッカー連盟(FIGC)のガブリエーレ・グラヴィーナ会長に対して、辞任を勧告した。日刊紙『ラ・レプッブリカ』が伝えている。イタリア代表は、3月31日のワールドカップ欧州予選プレーオフ、ボスニア・ヘルツェゴビナ戦に敗れ、3大会連続で本大会出場を逃した。
イタリア・スポーツ相が連盟会長に辞任を勧告
FIGCのグラヴィーナ会長は、敗退後の会見で、辞任については、「FIGCの総会に委ねる」と話し、辞任の判断を保留していた。しかし、アボーディ・スポーツ相は、「私は直接、彼に辞任を求めるつもりだ」と言明。3大会連続敗退を喫しながらも、続投の意向を示していたグラヴィーナに対し、自ら介入する意向であることを示した。
アボーディ・スポーツ相は、「ジャンカルロ・アベーテ、そしてその後、カルロ・タヴェッキオは、代表がW杯欧州予選で敗退し、尊厳に動かされて辞任した」と言明。過去2大会において、W杯の出場権を獲得できなかったことで、辞任を表明した2人の会長を例に挙げ、グラヴィーナに辞任を促した。
さらに、「サッカー界の上層部は刷新されなければならない」と続け、グラヴィーナの退任だけでなく、FIGCの刷新も要求した。
FIGCの総会にて、グラヴィーナに対する不信任が示されることを期待しているアボーディは、「もし刷新されなければ、私はすでにイタリアオリンピック委員会(CONI)会長のルチャーノ・ブオンフィッリオとあらゆる選択肢を検討するために話し合っている。暫定管理に踏み切る前提条件が整う可能性がある。ただ、これまでの暫定管理の経験では、良い記憶を残していない」と言及し、人事に介入することも示唆している。
イタリア代表の3大会欧州予選敗退を受け、グラヴィーナ会長は退任の方向に動いている。ナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティイス会長は、イタリア・オリンピック委員会(CONI)の元会長であるジョヴァンニ・マラゴーを次期会長に推し、呼応するようにマラゴーを支持する声が強まっている。
