ワールドカップメンバー発表前、最後のテストマッチとなったイギリス遠征を2連勝で締めくくったサッカー日本代表。限られた枠を巡る熾烈なサバイバルはここで一区切りを迎え、いよいよ最終メンバー発表に向けて注目が集まっている。大舞台への切符を掴み取るのは果たして誰になるのだろうか。26名のW杯メンバーを予想する。(成績は2日時点)[2/6ページ]
板倉滉(いたくら・こう)

板倉滉【写真:田中伸弥】
生年月日:1997年1月27日
所属クラブ:アヤックス(オランダ)
日本代表通算成績:39試合2得点1アシスト
3月の欧州遠征では負傷の影響により招集外となった板倉滉だが、長年にわたって森保ジャパンの最終ラインを支えてきた実績を踏まえれば、ワールドカップ(W杯)本大会のメンバー入りは有力と見られる。
守備の要として培ってきた経験値と安定感は、いまの日本代表にとって欠かせない要素だ。
ドイツやオランダで揉まれてきたことで身につけた対人守備の強さに加え、188cmの体格を生かした空中戦の強さは大きな武器である。
特に本大会では、パワーと高さを前面に押し出してくるヨーロッパ勢との対戦が想定されるだけに、彼の存在は守備面における重要な拠り所となるだろう。
コンディションさえ万全に整えば、板倉は再び日本の守備を支える中心として、大舞台で存在感を示すはずだ。
渡辺剛(わたなべ・つよし)

渡辺剛【写真:Getty Images】
生年月日:1997年2月5日
所属クラブ:フェイエノールト(オランダ)
日本代表通算成績:10試合0得点0アシスト
9月のアメリカ合衆国遠征で最終ラインに負傷者が相次いだ中、メキシコ代表戦でスタメンに抜擢され、見事なパフォーマンスを披露した渡辺剛。
その一戦で確かな存在感を示し、森保一監督の信頼を勝ち取ると、以降は継続して招集メンバーに名を連ねるなど、代表定着への道を着実に歩んでいる。
限られたチャンスを確実にモノにしたことで、序列を一気に押し上げた一人と言っていいだろう。
いまや日本代表の最終ラインにおいて、欠かすことのできない存在へと成長を遂げた渡辺。
ワールドカップ(W杯)のような一発勝負の舞台でも、その強さと安定感で守備陣を支える柱の一角として、大きな役割を担うことが期待される。
伊藤洋輝(いとう・ひろき)

伊藤洋輝【写真:田中伸弥】
生年月日:1999年5月12日
所属クラブ:バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)
日本代表通算成績:23試合1得点2アシスト
今回の欧州遠征で約1年ぶりに日本代表へ復帰した伊藤洋輝は、スコットランド代表戦とイングランド代表戦で ともにスタメン出場を果たした。
久々の代表の舞台にもかかわらず、落ち着いたプレーぶりで試合に入り、持ち味である左足からの高精度フィードを随所に披露。
後方から攻撃のスイッチを入れる役割を担い、ビルドアップの質を大きく引き上げた。
また、守備面でも安定したポジショニングと冷静な対応を見せ、攻守両面で高いパフォーマンスを維持。
熾烈なセンターバック(CB)争いにおいて、強烈なアピールに成功したと言える。
左利きという希少性に加え、ビルドアップ能力と守備対応力を兼ね備える伊藤の存在は、森保ジャパンにとって極めて貴重。
ワールドカップ本大会に向けた最終選考の中で、その評価はさらに高まっていくことになりそうだ。
冨安健洋(とみやす・たけひろ)

冨安健洋【写真:Getty Images】
生年月日:1998年11月5日
所属クラブ:アヤックス(オランダ)
日本代表通算成績:42試合1得点2アシスト
3月の欧州遠征で、約1年9カ月ぶりに日本代表への復帰を果たした冨安健洋。しかし、直前のリーグ戦で右太もも裏を負傷し、無念の代表辞退を余儀なくされた。
復帰したタイミングでのアクシデントは悔やまれるが、それでもなお、森保一監督がメンバーに選出した事実は、同選手に対する揺るぎない信頼の表れと言える。
コンディションさえ整えば、間違いなくW杯メンバーには入るだろう。
しかし、怪我のリスクは考えなければならない。選出後に離脱する可能性も十分にあり得るだけに、慎重な判断が求められる。
谷口彰悟(たにぐち・しょうご)

谷口彰悟【写真:Getty Images】
生年月日:1991年7月15日
所属クラブ:シント=トロイデン(ベルギー)
日本代表通算成績:37試合1得点1アシスト
34歳とベテランの域に達した谷口彰悟だが、その経験値と安定感を踏まえれば、2大会連続でのワールドカップ(W杯)メンバー入りは固いと見られる。
長年にわたり最終ラインを支えてきたリーダーシップと落ち着きは、若手が増えつつある現代表において貴重な要素だ。
2024年11月には左足アキレス腱断裂という重傷を負い、長期離脱を余儀なくされた。
復帰後のコンディションが懸念されたものの、昨年10月のブラジル代表戦でフル出場を果たし、歴史的勝利に貢献。完全復活を強く印象づけた。
経験、安定感、対応力を兼ね備えた谷口は、守備陣を支える重要なピースとして大舞台でも欠かせない存在となるだろう。
鈴木淳之介(すずき・じゅんのすけ)

【写真:Getty Images】
生年月日:2003年7月12日
所属クラブ:コペンハーゲン(デンマーク)
日本代表通算成績:6試合0得点0アシスト
昨年6月、彗星の如く代表デビューを果たし、一気にコアメンバーへと駆け上がった鈴木淳之介。
その成長スピードを踏まえれば、FIFAワールドカップ(W杯)本大会では、どのようなパフォーマンスでさらなる飛躍を遂げるかが問われる段階にあると言っても過言ではない。
センターバックとボランチの両ポジションを高水準でこなせるユーティリティ性に加え、状況判断に優れたパスセンスでビルドアップの起点となれる点は大きな武器だ。
後方から攻撃のリズムを作り出せる存在として、チーム全体のプレーの質を底上げしている。
守備だけにとどまらず、攻守両面で影響力を発揮できる存在として、W杯の舞台でもチームに新たな可能性をもたらすキーマンとなるだろう。
