ワールドカップメンバー発表前、最後のテストマッチとなったイギリス遠征を2連勝で締めくくったサッカー日本代表。限られた枠を巡る熾烈なサバイバルはここで一区切りを迎え、いよいよ最終メンバー発表に向けて注目が集まっている。大舞台への切符を掴み取るのは果たして誰になるのだろうか。26名のW杯メンバーを予想する。(成績は2日時点)[5/6ページ]
上田綺世(うえだ・あやせ)

上田綺世【写真:Getty Images】
生年月日:1998年8月28日
所属クラブ:フェイエノールト(オランダ)
日本代表通算成績:38試合16得点3アシスト
日本代表の絶対的エースとして君臨する上田綺世。森保ジャパンにおいては、単なる得点源にとどまらず、前線で起点を作るポストプレーでも大きな役割を担っており、その存在感は攻撃の軸そのものと言える。
特筆すべきは、そのポストプレーの質の高さだ。相手を背負った状態でも的確にボールを収め、周囲の選手を生かす判断を瞬時に下す。
その一連の動作は極めてスムーズで、攻撃のリズムを損なうことがない。
これほど高い水準でポストワークを継続できる選手は、現代サッカーにおいても決して多くはない。
こうした実績を踏まえても、1トップのファーストチョイスとしての信頼は揺るがない。
ワールドカップ(W杯)という大舞台でも、日本の攻撃を牽引する中心的存在として大きな期待が寄せられる。
小川航基(おがわ・こうき)

小川航基【写真:田中伸弥】
生年月日:1997年8月8日
所属クラブ:NECナイメヘン(オランダ)
日本代表通算成績:14試合10得点1アシスト
小川航基は、絶対的エースである上田綺世に次ぐ2番手ストライカーとして、ワールドカップ(W杯)メンバー入りを果たす可能性が高い存在だ。
前線のバックアップとしてだけでなく、状況によっては主役にもなり得る実力を備えている。
2026年FIFAワールドカップ・アジア3次予選ではコンスタントにゴールを重ね、ストライカーとしての価値を証明した。
ゴール前でのポジショニングや一瞬の判断に優れ、多彩なシュートパターンを持つ点が大きな武器だ。
フィニッシュの幅広さは、相手守備にとって大きな脅威となる。
しかし、最近は所属クラブであまり活躍できておらず、不安がまったくないわけではない。塩貝健人や後藤啓介らも奮闘しているだけに、油断はしていられない。
町野修斗(まちの・しゅうと)

町野修斗【写真:Getty Images】
生年月日:1999年9月30日
所属クラブ:ボルシア・メンヒェングラートバッハ(ドイツ)
日本代表通算成績:14試合5得点2アシスト
昨シーズン、初挑戦となったブンデスリーガで2桁ゴールを達成し、今季ボルシア・メンヒェングラートバッハに移籍した町野修斗だが、現時点では思うような結果を残しているとは言い難い。
それでも、その総合力の高さは依然として評価されている。
ポストプレーの安定感に加え、シュート技術の確かさ、さらには前線からの献身的な守備など、ストライカーとして求められる要素を高いレベルで備えている点が町野の強みだ。
こうしたバランスの取れたプレースタイルこそが、森保一から継続的に招集されている理由と言えるだろう。
直近の代表戦では試合終盤に投入されるケースが多く、十分なアピール機会を得られているとは言えないものの、限られた時間の中でも結果を残している点は見逃せない。
11月のボリビア代表戦ではゴールを挙げ、勝負強さをしっかりと示した。
前回大会では、中山雄太の負傷を受けて追加招集されたものの、出場機会は訪れなかった。
その悔しさを胸に、今大会に懸ける思いは一層強いはずだ。
塩貝健人(しおがい・けんと)

塩貝健人【写真:田中伸弥】
生年月日:2005年3月26日
所属クラブ:ヴォルフスブルク(ドイツ)
日本代表通算成績:1試合0得点1アシスト
3月の欧州遠征でサプライズ招集を受けた塩貝健人が、一気に存在感を高めている。
ここにきて、滑り込みでのワールドカップ(W杯)本大会メンバー入りの可能性も現実味を帯びてきた。
28日に行われたスコットランド代表戦では、スコアレスの緊迫した展開の中で78分からピッチへ。
すると、伊東純也の先制点をお膳立てし、限られた出場時間で強烈なインパクトを残した。
現在の日本代表には、ポストプレーに長けた上田綺世や、多彩な得点パターンを持つ小川航基など、異なる特長を持つストライカーが揃っている。
勢いそのままに代表の序列へ割って入り、“ラッキーボーイ”として大舞台に名を連ねる可能性も十分にある。
短期間での急成長を遂げたストライカーが、日本代表に新たな風を吹き込もうとしている。
