イングランドを代表する名門クラブであるアーセナルは、FAカップを歴代最多の14回制覇するなど数々のタイトルを獲得してきた。長い歴史においてアカデミー出身の選手がクラブに与えた影響は大きく、アーセン・ヴェンゲルが監督に就任した初期から現在まで多くのクラブ生え抜きの選手がチームの主軸を担う存在へと成長している。今回は、21世紀以降に在籍した選手の中から厳選したアカデミー出身の最高傑作を紹介する。[4/5ページ]
DF:マーティン・キーオン(イングランド)
生年月日:1966年7月24日
アーセナル通算成績:449試合8得点8アシスト
マーティン・キーオンは若手時代に一度アーセナルを離れたが、イングランドを代表するCBへと成長してから再び赤と白のユニフォームを身にまとったことで知られる。
後に強固なCBコンビを築くトニー・アダムスと同学年のキーオンは、下部組織からトップチーム昇格後に前者と違ってアーセナルに定着することができなかった。
1986年には出場機会を求めてアストン・ヴィラへと移籍。1989年にはエヴァートンへと活躍の場を移し、徐々に国内での評価を高めた。
1993年にアーセナルへと復帰を果たしてからは、あらゆる守備的なポジションを器用にこなした。
CBのイメージが強いかもしれないが、アーセン・ヴェンゲル体制の初年度は主にボランチで起用されていた。
1990年代後半はアダムスと同学年のCBコンビで最終ラインを牽引。右SBのリー・ディクソン、左SBのナイジェル・ウィンターバーンとともに「フェイマス・フォー」と呼ばれるイングランド人カルテットで堅守を築いた。
プレミアリーグで無敗優勝を達成した2003/04シーズンは、2001年に加入したソル・キャンベルにポジションを奪われたことで出場機会は限定的に。シーズン終了後にレスターへと移籍した。
アーセナルでの通算出場試合数は449試合。672試合に出場したアダムスとの比較では劣るかもしれないが、彼の貢献度の高さを考えるとレジェンドの一人と断言してよいだろう。

