オランダ代表は29日、FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)ラウンド32でモロッコ代表と対戦。1-1の末にもつれ込んだPK戦の末に敗退した。そのPK戦で失敗したFWジャスティン・クライファートを巡り、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が「父と全く同じ悲劇」として特集を組んでいる。
クライファートの親子の不思議な縁
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同紙が注目したのは、ジャスティンがPKを失敗した日付だった。
父で元オランダ代表FWパトリック・クライファートは、2000年6月29日のEURO2000準決勝イタリア戦で試合中のPKを失敗。シュートは左ポストを直撃し、その後オランダはPK戦で敗退した。
そして26年後の2026年6月29日(現地時間)。息子ジャスティンもモロッコとのPK戦でキッカーを務めたが、シュートは父と同じように左ポストを直撃。オランダはPK戦の末に敗れ、奇しくも父と同じ結末をたどることになった。
同紙は「GKは逆方向へ飛び、シュートはポストを直撃。その後PK戦で敗退した。まるで不穏なデジャブだった」と表現。さらに、開催地メキシコは欧州より8時間遅れているため、現地時間では父と同じ「6月29日」に失敗したことも紹介している。
また、ジャスティンは延長戦終了間際にPK戦を見据えて投入された選手だったことにも着目。「PKを蹴るためだけに投入されたが、それでも失敗した。こうしたケースは決して初めてではない」と伝えた。
記事では、このような“PK要員”の起用例も振り返っている。
2022年カタールW杯決勝では、アルゼンチン代表のパウロ・ディバラが延長終了間際に投入され、PK戦で成功して世界一に貢献。一方でEURO2020決勝では、イングランド代表のマーカス・ラッシュフォードとジェイドン・サンチョがPK戦を見据えて途中投入されたものの、ともに失敗し、優勝を逃した。
さらに、2006年ドイツW杯準々決勝イングランド対ポルトガルでは、延長終盤に投入されたジェイミー・キャラガーがPKを決めながらも、主審の笛の前に蹴ってしまったため蹴り直しとなり、2本目を止められたエピソードも紹介。「120分に投入されるPKスペシャリスト」という采配は成功例もある一方で、多くの悲劇も生み出してきたと振り返っている。
その中でも『ガゼッタ・デロ・スポルト』は、父と息子が26年の時を経て「同じ日」「同じポスト直撃」「同じPK戦敗退」という結末を迎えたクライファート親子の偶然を、「最も不思議な一致の一つ」として紹介している。
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