オランダ代表は6月29日、FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)ラウンド32でモロッコ代表と対戦し、PK戦の末に敗退した。このPK戦で失敗した3選手に対し、人種差別的な中傷がSNS上で相次ぎ、オランダサッカー協会(KNVB)が対応に乗り出した。オランダメディア『NU』が伝えている。
オランダ代表選手に人種差別被害
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オランダは1-1で迎えたPK戦で、FWジャスティン・クライファートがポスト直撃、MFクインテン・ティンバーは枠外、さらにFWクライセンシオ・サマーフィルのシュートはGKヤシン・ブヌに止められた。
試合後、PKを失敗したクライファート、ティンバー、サマーフィルのSNSには誹謗中傷が殺到。その中には人種差別的なコメントも含まれていたという。クライファートとサマーフィルは、その後インスタグラムのコメント機能を制限した。
KNVBは『NU』の取材に対し、「私たちはこのような行為を極めて許しがたいものと考えている」とコメント。オンライン上での差別被害を受け付ける専門窓口への通報を行う方針を明らかにした。
同協会は以前からオンライン上の差別撲滅に取り組んでおり、「サッカーは何百万人もの異なる人々を結びつける存在であり、差別はその正反対にある。差別はサッカーの理念とは相いれない」と強調している。
通報後は専門機関の法務担当者が投稿内容を確認し、違法性が認められた場合には検察当局への告発や刑事捜査につながる可能性もあるという。
同メディアによれば、主要国際大会でPK失敗後に人種差別被害が発生した例は今回が初めてではない。EURO2020決勝でPKを失敗したイングランド代表のマーカス・ラッシュフォード、ジェイドン・サンチョ、ブカヨ・サカも同様の被害を受け、当時はイングランドサッカー協会(FA)も対応に乗り出していた。
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