元ドイツ代表GKのオリバー・カーン氏が、FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)でラウンド32で敗退を喫したドイツ代表について持論を展開した。ドイツメディア『kicker』が、1日に伝えている。
元ドイツ代表GKオリバー・カーン氏が問題点を指摘
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ドイツ代表はラウンド32でパラグアイ代表と対戦。PK戦の末に敗れ、2018年大会、2022年大会に続いて期待を裏切る結果に終わった。一方で、ユリアン・ナーゲルスマン監督の去就は依然として決まっておらず、後任候補を巡る議論が続いている。
しかし、カーン氏は自身のSNS『LinkedIn』で「次の代表監督を議論することは本質から外れている」と主張。「ヨアヒム・レーブ、ハンジ・フリック、ユリアン・ナーゲルスマンと3人の監督が、それぞれ異なる戦術やマネジメントで指揮を執ったが、同じ場所でつまずいた。2018年、2022年はグループステージ敗退、そして今回はベスト32で敗退した。異なるアプローチでも同じ結果になるなら、原因はもっと深いところにある」と指摘した。
さらに、PK戦でのある場面を「今回の敗退を最も象徴する瞬間」として挙げた。
「PK戦が続く中で、ヨシュア・キミッヒが次のキッカーを探している姿が映った。私にとって、あれこそが今回の敗退を何よりも物語る場面だった。真の強豪チームは、あの瞬間に志願者を探したりはしない。自らボールを要求する選手がいるものだ」
また、「ドイツに才能の問題はない。このチームには並外れた才能を持つ選手がそろっている。欠けているのは、最も重要な場面で責任を引き受けることを当たり前と思える姿勢だ」と分析。「責任を負わなければ失敗は避けられるかもしれない。しかし、それでは歴史をつくるチャンスも失う。この問題は選手だけでなく、組織全体にも当てはまる」と語り、ドイツサッカー協会(DFB)の体質にも警鐘を鳴らした。
最後にカーン氏は、「私たちは『誰を交代させるべきか』『次の救世主は誰か』ばかりを議論している。しかし、本当に問うべきは、なぜ何年も同じ過ちを繰り返しているのかということだ。才能がワールドカップへ導く一方で、責任を引き受ける姿勢が、その舞台にどれだけ長く立ち続けられるかを決める」と締めくくっている。
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