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あの日から1年。ポルトガル代表、ディオゴ・ジョタに捧げる勝利の裏にあった偶然【北中米W杯コラム】

シリーズ:コラム text by 安洋一郎 フリーライター photo by Getty Images
試合後に天を指差すクリスティアーノ・ロナウド。腕にはジョタの名前も刻まれたリストバンドが。
試合後に天を指差すロナウド。腕にはジョタの名前も刻まれたリストバンドが【写真:Getty Images】


 FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)ラウンド32、ポルトガル代表vsクロアチア代表が現地時間3日に行われ、2-1でポルトガルが勝利を収めた。前半は何度も決定機を作りながらゴールを奪えず、後半には先制点を献上。それでもロベルト・マルティネス監督の大胆な交代策が流れを変え、劇的な逆転勝利を収めた。この一戦は、ある特別な意味を持つ試合でもあった。(文:安洋一郎)[2/2ページ]

ディオゴ・ジョタに捧げる勝利

ディオゴ・ジョタのユニフォームと記念撮影
ディオゴ・ジョタのユニフォームと記念撮影【写真:Getty Images】


 試合終了直後、ルベン・ネベスから赤いユニフォームを受け取って身にまとったロナウドは、目に涙を浮かべながら天を指差した。

 その背中には、ジョタが背負っていた「21」の文字が刻まれていた。

 試合後、ロナウドは「人生の偶然とは信じられない」と語った。実際、この試合では不思議な巡り合わせが幾重にも重なっていた。

 ジョタがポルトガル代表で最初と最後のゴールを決めた相手がクロアチア代表。そして、一周忌となったこの日に、そのクロアチアを相手に背番号21を思わせる2-1のスコアで勝利を収めたのである。

 ロナウドは試合後、こう語っている。

「今日の状況には驚いた。これは僕らにとってすごく意味があることだ。試合に勝っただけでなく、劇的な逆転勝利という勝ち方も含めて。僕らは彼(ジョタ)を讃えるために勝ったんだ」

 ポルトガル代表は、この勝利を胸にラウンド16へ進む。次なる相手は今大会で無失点の欧州王者スペイン代表だ。

 あの日から1年。ジョタに捧げた勝利は、物語の終わりではない。ポルトガル代表は「+1人」の存在とともに、史上初の世界一を目指して歩み続ける。

(文:安洋一郎)

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