ブラジル代表は現地時間5日、FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)ラウンド16でノルウェー代表に1-2で敗れ、ベスト16で姿を消した。この敗戦を受け、英紙『ガーディアン』は「ブラジルは“チーム”というより“ブランド”になってしまったのではないか」と分析している。
英紙がブラジル代表を分析
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79分と90分にアーリング・ハーランドにゴールを奪われたブラジルは、後半アディショナルタイムにネイマールがPKで1点を返したものの及ばず。1990年大会以来となるラウンド16敗退を喫し、ワールドカップでは6大会連続で優勝を逃すこととなった。
同紙は、試合終盤になるとブラジルサポーターが次々とスタジアムを後にした様子を描写。「彼らは結末を理解していた。ブラジルは1990年以来となる最も早い段階で敗退し、6大会連続で優勝を逃すことになると分かっていた」と伝えた。
また、「ヴィニシウス・ジュニオールは今大会で待ち望まれていたようなパフォーマンスを見せたが、ブラジルを救うことはできなかった」と評価。その一方で、「前半のPKを蹴ったのはヴィニシウスではなくブルーノ・ギマランイスだった。もしあのPKが決まっていれば、試合の流れは変わっていたかもしれない」と指摘した。
一方で、ノルウェーの勝利については「決して番狂わせではない」と強調。「ノルウェーは自分たちでも多くのチャンスを作り出し、初のワールドカップ準々決勝進出にふさわしい戦いを見せた」と称賛した。
同紙は今回の敗戦を踏まえ、「ブラジルは国際サッカー界において、歴史や人気、世界的なブランド力という点では依然として特別な存在だ。しかし、自らが築いてきた高い基準を満たせていない期間が長く続いている」と指摘。「2019年のコパ・アメリカ優勝を挟みながらも、ワールドカップでは3大会連続で準決勝にも進めていない」と厳しい見方を示した。
また、チーム構成についても「ブラジルは完成されたチームではなかった」と分析。エンドリッキは19歳でまだ大舞台を任せるには若く、中盤はベテランに依存し創造性も十分ではなかったと評価した。
試合後、アンチェロッティ監督は「中盤には何人か新しい選手が必要だ。若い才能、高いレベルの選手が代表に加わらなければならない」と世代交代の必要性を認めた。
そのうえで指揮官は、「もちろん全員が深く失望している。素晴らしい大会だったとは言えないが、良い大会ではあった。新しいアイデアを見つけなければならない。終わりではなく、新たなサイクルの始まりだ。悲しみを受け止め、また明日からやり直す」と前を向いた。
『ガーディアン』は、ブラジル代表に突き付けられた課題は「ブランド」としての存在感ではなく、「チーム」として再び世界一を目指せる集団を築けるかどうかだと締めくくっている。
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