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UEFA、バログンの出場停止処分変更を巡りFIFAを批判。「一線を越えた」「大会の信頼性が損なわれる」

text by 編集部 photo by Getty Images

フォラリン・バログン
アメリカ代表FWフォラリン・バログン【写真:Getty Images】



 欧州サッカー連盟(UEFA)は現地時間6日、アメリカ代表FWフォラリン・バログンの出場停止処分を巡る国際サッカー連盟(FIFA)の判断について声明を発表し、「一線を越えた決定だ」と強く批判した。

UEFAが声明を発表


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 バログンはラウンド32のボスニア・ヘルツェゴビナ代表戦で一発退場となり、自動的に1試合の出場停止処分を受けていた。しかし、FIFAは5日、処分の執行を1年間猶予すると発表。

 ドナルド・トランプ米大統領がジャンニ・インファンティーノFIFA会長に処分の見直しを求めたと報じられる中での異例の決定となり、バログンはラウンド16のベルギー代表戦に出場可能となった。この判断にはベルギー王立サッカー協会(RBFA)が反発し、異議申し立てを検討していることを明らかにしている。

 こうした中、UEFAは声明で、「昨日、フォラリン・バログンに提示されたレッドカードによる1試合の自動出場停止処分について、その執行を1年間の執行猶予付きとする決定が下された。この決定は一線を越えたものだ」と指摘した。


 さらに、「サッカーは他のスポーツと同様にルールによって成り立っており、それが公平で誠実、そして透明性のある競技を支えている。ルールには解釈の余地がある場合もあるが、今回のケースはそうではない。レッドカードによる最低1試合の自動出場停止は裁量の対象ではなく、競技規則に組み込まれた原則だ」と主張した。

 また、「大会期間中に例外を認めることはできない。すでに同様のケースでは複数の選手が通常どおり出場停止処分を受け入れており、今回だけ例外を設けることは認められない」と強調している。

 UEFAは、「ルールの確実性が、その管理者によって保証されなくなれば、競技の健全性は危機にさらされ、大会の信頼性は損なわれる」と警鐘を鳴らしたほか、「今回の決定は大会期間中の前例となり、今後同様のケースでは同じ扱いを求められることになり、競技運営にも悪影響を及ぼす」と懸念を示した。

 さらに、「サッカーが世界で最も愛されるスポーツである理由は、美しい競技であるだけでなく、世界中で同じルールの下で行われているという信頼があるからだ。特にワールドカップのような大会で下された判断は、サッカー全体に大きな影響を及ぼす」と言及。

 最後にUEFAは、「この前例のない、理解し難く、正当化もできない決定に驚きを禁じ得ない」と締めくくり、FIFAの判断に強い不満を示した。

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