現地時間6日、FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)ラウンド16でベルギー代表に1-4で敗れたアメリカ代表。その中で、試合前から大きな注目を集めていたFWフォラリン・バログンは、ピッチで存在感を示せなかった。それは、データでも物語っていた。
アメリカ代表FWフォラリン・バログンはピッチで存在感を示せず
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バログンは、ラウンド32のボスニア・ヘルツェゴビナ代表戦で一発退場となり、本来であればベルギー代表とのラウンド16を出場停止となるはずだった。
しかし、FIFAは1試合の出場停止処分の執行を1年間猶予すると決定。これに先立ち、ドナルド・トランプ米大統領がFIFAのジャンニ・インファンティーノ会長と処分について協議していたことも明らかになり、大きな議論を呼んでいた。
そうした騒動の中で迎えたベルギー戦。後半アディショナルタイム2分までプレーしたバログンだったが、本来の鋭さを発揮することはできなかった。
データ会社『Opta』によると、バログンはゴール、アシスト、チャンスクリエイト、ドリブル成功、タックル成功がいずれもゼロ。パスはわずか10本で先発選手最少、成功6本(成功率60%)も先発最低だった。ボールへの関与は19回で、負傷交代したアマドゥ・オナナに次ぐ少なさとなり、攻撃の起点になる場面はほとんど見られなかった。
米メディア『ESPN』も、「バログンはいつものように最前線で戦い続けたが、一人で打開できる状況ではなかった」と評価。82分には鋭いシュートでGKティボー・クルトワを脅かしたものの、決定的な仕事は果たせなかった。
一方で、試合前の騒動について「結果的にバログンは試合の脚注に過ぎなかった」と指摘。ベルギーの圧勝により、出場資格を巡る論争は結果論として大きな意味を持たなかったとの見方を示している。
それでも、試合前から自身を巡る議論が続いた状況を踏まえれば、精神的な負荷が全くなかったとは考えにくい。もちろんパフォーマンス低下をメンタル面だけで説明することはできないが、普段の迫力を欠いた内容だったことは数字も物語っている。
アメリカ代表はベスト16で大会を去ることになったが、バログンにとっても、この一戦は実力以上に”周囲の雑音”と向き合う難しさを突き付けられた戦いとなった。
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