アルゼンチン代表はFIFAワールドカップ2026(北中米W杯)で2試合連続の逆転勝利を収め、ベスト8進出を決めた。一方で、イギリスメディア『The Athletic』は8日、「メッシ頼みの戦術は機能しているが、綻びも見え始めている」と分析している。
『The Athletic』がアルゼンチン代表を分析
今だけお得なキャンペーン実施中のDAZNで視聴する[PR]
同メディアは、39歳となったリオネル・メッシについて「今大会最高のパフォーマンスを見せていることに議論の余地はない。おそらく最後のワールドカップで、彼は今もなお一人で試合を決め続けている」と評価した。
エジプトとのラウンド16では、アルゼンチンは試合終盤まで0-2とリードを許した。しかし、メッシはクリスティアン・ロメロのゴールをアシストすると、自ら同点弾も記録。後半アディショナルタイムにはエンソ・フェルナンデスの決勝点が生まれ、劇的な3-2の逆転勝利につながった。
また、ラウンド32のカーボベルデ代表との一戦でもメッシは1得点2アシストの活躍を見せるなど、大会を通じてアルゼンチンの攻撃をけん引。ここまで8得点を挙げ、得点ランキングでも首位に立っている。
一方で、『The Athletic』はチーム全体について「懸念材料もある」と指摘。エジプト戦では中盤の運動量不足からカウンターを受ける場面が目立ち、相手の素早い攻撃に苦しんだと分析した。
さらに、アルゼンチンはウイングを置かない4-4-2を採用し、中央に人数を集めるスタイルを基本としているため、「攻撃の幅を生み出す役割やクロスの供給までメッシに依存している」と分析。そうしたなか、チームはエジプト戦で流れの中から18本のクロスを記録。これはリオネル・スカローニ監督体制で主要大会最多の数字だったという。
記事では、本格的なウイングタイプの選手が限られていることも課題として挙げ、かつてアンヘル・ディ・マリアが担っていた役割を完全には埋められていないと指摘。メッシが中盤でゲームを組み立てるだけでなく、クロスまで供給する負担を背負っていると論じた。
また、PKについても言及。メッシは今大会2本目となるPK失敗を喫しており、「アレクシス・マック・アリスターやエンソ・フェルナンデスにキッカーを任せることも検討すべきではないか」との見解を示している。
それでも記事は、アルゼンチンが2022年ワールドカップ制覇以降、公式戦で圧倒的な成績を残していることにも触れ、「メッシ中心の戦術は結果を出している」と評価。一方で、「相手が中央を封じれば攻撃の選択肢は限られ、将来的には問題になる可能性がある」とし、今後の戦いに向けた課題も挙げている。
準々決勝以降はさらに強豪との対戦が予想されるなか、『The Athletic』は「メッシを中心とした戦術は機能している。しかし、その綻びも少しずつ見え始めている」と締めくくっている。
【関連記事】
【決勝トーナメント表】FIFAワールドカップ2026 組み合わせ一覧
あまりに酷すぎる…。北中米W杯、最悪のチーム5選
【全試合日程・放送予定の一覧】FIFAワールドカップ2026
【了】

