FIFAのチーフ・レフェリー・オフィサーを務めるピエルルイジ・コッリーナ氏が、FIFAワールドカップ2026で相次ぐ判定を巡る議論について言及し、審判団を擁護した。イタリア紙『コリエレ・デロ・スポルト』が9日に伝えている。
ピエルルイジ・コッリーナ氏が審判批判に言及
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今大会では、アルゼンチン対エジプト戦をはじめ、VAR判定を巡る議論が続いており、一部では審判への批判やFIFAによる影響力を疑問視する声も上がっている。
こうした状況を受け、コッリーナ氏は「誰からも影響は受けない」と強調。「現時点で前回カタール大会より50%多い試合を消化しており、全体としては満足している」と大会を総括した一方で、「これだけ多くの試合が短期間で行われれば、すべてが完璧に進むわけではない。しかし、建設的な議論は歓迎するものの、根拠のない非難に居場所はない」と語った。
さらに、「ワールドカップで笛を吹く審判員の誠実さを疑うことはできない。そのような非難は、審判やその家族への脅迫につながることもあり、決して正しいことではない」とコメント。「FIFA会長を含め、誰であってもFIFAの審判部門に影響を与えることはできない。審判は独立した立場で、常に誠実な判断を下している」と説明した。
また、アルゼンチン対エジプト戦で取り消しとなったエジプトのゴールについても見解を示した。
コッリーナ氏は「得点に至る攻撃の過程でファウルが確認され、そのプレーがゴールに影響したと判断された場合、VARはオンフィールドレビューを勧告する。ファウルがゴールからどれだけ離れた位置で起きたか、あるいはどれだけ時間が経過していたかについて明確な基準は存在しない」と説明した。
その上で、「エジプトのマルワン・アティアはアルゼンチンのリサンドロ・マルティネスの足を明確に踏んでいた。我々はファウルはファウルだと考えている。主審が見逃していた場合でも、VARは介入できる」と判定を擁護。
一方で、試合終盤にモハメド・サラーとフリアン・アルバレスが接触した場面については「通常のプレー内での接触であり、ファウルではないと判断した」と説明した。
さらに、「判定には常に主観的な要素が残るものの、今大会を通じてこの原則は一貫して適用されており、その運用には満足している」と述べ、VAR運用の妥当性を改めて強調した。
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