【写真:Getty Images】
FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)準々決勝で、モロッコ代表はフランス代表に0-2で敗れた。この結果、今大会で勝ち残っていた最後のアフリカ勢が姿を消し、アフリカ勢はベスト8で全滅となった。
同じ敗退でもアジア勢とは明暗くっきり
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モロッコがフランスに敗れたことでアフリカ勢は全滅となったが、大陸別の成績を見ると、アフリカ勢の戦いぶりはアジア勢と大きく異なる。
アフリカ勢は10チームが出場し、チュニジア代表を除く9チームが決勝トーナメントに進出。ここまで42試合で11勝12分19敗、53得点64失点、得失点差-11の成績を残した。モロッコがベスト8まで勝ち進み、エジプトもラウンド16へ進出している。
一方、アジア勢は29試合で3勝10分16敗、25得点60失点、得失点差-35。なお、オーストラリア代表はトルコ代表(2-0)、韓国代表はチェコ代表(2-1)、日本代表はチュニジア(4-0)に勝利した。日本とオーストラリアがラウンド32に進んだものの、いずれもそこで敗退し、ラウンド16以降に残ったチームはなかった。
ナイジェリアメディア『The Guardian』は大会期間中、「アフリカのW杯での躍進は懐疑論者が間違っていたこと、FIFAの判断が正しかったことを証明した」と指摘。
48か国制への拡大でアフリカの出場枠が増えたことに批判的な声もあったが、今大会の結果がその見方を覆したと伝えている。また同メディアは、アフリカが成長を示した一方で、アジアは後退したと強調していた。
実際、アフリカ勢は最終的に全滅したとはいえ、勝利数はアジアの3倍以上、得点数も倍以上。最高成績でもアフリカはモロッコのベスト8、アジアはラウンド32止まりとなった。
マレーシア紙『New Straits Times』もアジアの成績に厳しい言葉を送っており、アジアの8.5枠は多すぎたと指摘。アジアに多くの枠を与えることは「過去の優勝国であるイタリア代表が予選を突破できなかったことを考えると出場枠と投資の無駄」だとし、5枠がアジアの現実に近いと述べていた。
日本はブラジルに惜敗し、オーストラリアもエジプトとPK戦までもつれるなど見せ場は作った。それでも大会全体の数字では、アフリカとアジアの間に明確な差が出ている。出場枠が広がった初の48か国制W杯で、両大陸の現在地がはっきり表れた大会となった。