エジプト代表【写真:Getty Images】
アルゼンチンサッカー協会(AFA)が、エジプト人を名乗るハッカーから不正アクセスを受けた可能性が浮上した。アルゼンチンメディア『Infobae』は10日、AFAに関連するメールアカウントの一つから、複数の記者に不可解なメールが送られたと報じている。
“エジプト人ハッカー”が不正アクセス
問題のメールは、FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)ラウンド16のアルゼンチン代表対エジプト代表後に送信されたもの。件名には「不公平な判定。エジプトとフサーム・ハッサンに正義を」といった趣旨の文言があり、本文では「エジプトは誇り、情熱、戦術的支配をもって戦った。しかし、アルゼンチンは勝ったのではない。勝利は腐敗した判定によって奪われた」と主張していたという。
AFAは公式声明で、同協会のアカウントから送信された可能性のあるメールについて「我々のチームが作成、承認したものではない」と説明。
不審なメールやリンク、添付ファイルを開かないよう呼びかけたうえで、「アカウントが不正アクセスを受けた可能性がある」として、システム部門と調査を進めていると明かした。
背景にあるのは、3-2でアルゼンチンが逆転勝利したエジプト戦後の強い不満だ。試合後、エジプトのフサーム・ハッサン監督は判定に激怒し、「試合は仕組まれていた」「メッシと世界王者を残すためなのか」と大会運営に疑問を呈した。
エジプトサッカー協会もVAR運用や主審の判定に抗議しており、怒りはピッチ外へ飛び火した形だ。
AFAは現時点で被害の範囲や発信元を調査中としている。判定疑惑をめぐる不満は、ついにサイバー攻撃を疑われる騒動へ発展した。
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