国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ会長が、2030年のFIFAワールドカップ(W杯)で出場国を現在の48カ国から64カ国へ拡大する案について、正式に検討する方針を明らかにした。英メディア『The Athletic』が12日に報じている。
FIFA会長、再びW杯の拡大を検討
2026年北中米W杯では、従来の32カ国から48カ国へと大会規模が拡大。インファンティーノ会長はこの新フォーマットについて「100%成功だった」と評価した上で、さらなる拡大案についても議論する考えを示した。
スイスメディア『Bluewin』のインタビューで同会長は、「64チーム制は、今大会終了後に関係委員会で検討・議論される問題になる」と説明。「ワールドカップはヨーロッパや南米だけのものではなく、世界全体の大会だ」と強調した。
さらに、「すべての国にはワールドカップ出場を夢見る権利がある。世界中で代表チームのレベルは確実に向上している。小国にも出場機会を与えなければ、成長するためのモチベーションを失ってしまう」と語り、大会拡大の意義を訴えた。
一方で、この構想には反対意見も少なくない。欧州サッカー連盟(UEFA)のアレクサンデル・チェフェリン会長は今年4月、「大会そのものだけでなく、欧州予選の価値も損なう悪いアイデアだ」と批判。北中米カリブ海サッカー連盟(CONCACAF)のビクター・モンタリアーニ会長も「良い案とは思えない」と否定的な見解を示している。
64カ国制は、2025年3月のFIFA理事会でウルグアイ協会のイグナシオ・アロンソ理事が提案したことをきっかけに議論が始まった模様。同年11月には南米サッカー連盟(CONMEBOL)のアレハンドロ・ドミンゲス会長も「私の夢だ」と賛同を表明している。
2030年W杯は、スペイン、ポルトガル、モロッコで開催され、記念試合としてウルグアイ、アルゼンチン、パラグアイでも試合が行われる予定。インファンティーノ会長は大会終了後、64カ国制への拡大について本格的な議論を始める見通しを明らかにしている。
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