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ベリンガムとトゥヘル監督、約18か月に及ぶ意見のぶつかり合い。英メディア「イングランド代表にとって健全な関係」

text by 編集部 photo by Getty Images

イングランド代表ベリンガム
イングランド代表ジュード・ベリンガム【写真:Getty Images】



 イングランド代表MFジュード・ベリンガムとトーマス・トゥヘル監督の関係について、イギリスメディア『Sky Sports』が「健全な関係」と評価する特集記事を13日に掲載した。

イギリスメディアがジュード・ベリンガムとトーマス・トゥヘル監督の関係性を報じる

 イングランドはFIFAワールドカップ2026(北中米W杯)準々決勝でノルウェー代表を延長戦の末に2-1で下した。この試合では、ベリンガムが2ゴールを記録し、文字通りチームを勝利に導いた。

 記事では、この活躍の裏側には、約18か月にわたって続いてきたベリンガムとトゥヘル監督の「意志のぶつかり合い」があったと伝えている。

 同メディアは、情熱的で妥協を許さず、高い基準を求めるという点で両者は非常によく似た性格だと紹介。一方で、ベリンガムの起用法については考え方が異なり、自由にプレーしたいベリンガムに対し、トゥヘル監督はチーム戦術の中で役割を果たすことを求めてきたという。

 記事では、トゥヘル監督がベリンガムを公の場で過度に称賛することは少なく、守備や献身性、オフ・ザ・ボールでの働きなど、チームへの貢献を評価する姿勢を貫いてきたと指摘。そのアプローチによって、今大会ではレアル・マドリード所属時以上に、攻守両面で完成度の高いプレーを見せていると分析している。


 準々決勝のノルウェー戦では2得点を挙げただけでなく、デュエル勝利数や前線からのプレッシングでも高い数字を記録。『Sky Sports』は、こうした万能ぶりにはトゥヘル監督の指導も大きく影響していると評価した。

 一方で、両者の関係が常に順風満帆だったわけではない。記事によると、昨年にはトゥヘル監督がベリンガムについて「私の母は、ピッチ上でのベリンガムを時々『受け入れられない』と感じることがある」 と発言し、本人や家族を傷つけたこともあったという。その後、監督は謝罪し、現在は関係も改善されているとしている。

 さらに昨年10月には、親善試合ウェールズ戦とW杯予選ラトビア戦の代表メンバーからベリンガムを外す決断も下した。当時、トゥヘル監督は「最終的に重要なのはチームスピリットだ」と説明していた。

 準々決勝後には、トゥヘル監督が「全体的には雑な試合だった」「運にも助けられた」と試合内容を厳しく評価したことに対し、ベリンガムが「44度近い体感温度の中でノックアウトステージを戦うことがどういうことか分からない」と反論する場面もあった。

 ただ、『Sky Sports』は、ベリンガムは極限状態で戦い抜いた直後であり、監督は今後アルゼンチン代表、さらに決勝でスペイン代表またはフランス代表と戦うためにはパフォーマンス向上が必要だと考えていたと説明。双方の主張にはそれぞれ正当性があったと伝えている。

 同メディアは最後に、「両者の間に亀裂はない」と強調。「互いに競争心が強く、情熱的な二人が、お互いをさらに高いレベルへ押し上げている。この関係はイングランドにとって健全であり、ワールドカップ制覇を目指す上でも大きなプラスになっている」と締めくくっている。

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