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インファンティーノ会長に「政治的中立性違反」の疑い。バログン出場停止問題など巡りIOCへ正式申し立て

text by 編集部 photo by Getty Images

ドナルド・トランプ大統領
ドナルド・トランプ大統領、FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長【写真:Getty Images】



 FIFA(国際サッカー連盟)のジャンニ・インファンティーノ会長に対し、IOC(国際オリンピック委員会)の倫理委員会へ正式な申し立てが行われた。イギリスメディア『The Independent』などが14日に報じた。

バログン出場停止問題巡り、FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長に申し立て

 人権団体「フェアスクエア」は、2026 FIFAワールドカップでアメリカ代表FWフォラリン・バログンの出場停止処分が執行停止となった問題などを巡り、IOCが定める政治的中立性規定に違反した疑いがあると主張している。

 申し立ての中心となっているのは、バログンの処分を巡る一連の対応。バログンはラウンド32のボスニア・ヘルツェゴビナ代表戦で退場処分を受け、本来であればベルギー代表とのラウンド16は出場停止となるはずだった。しかし、FIFA懲戒委員会は処分の執行を停止し、同選手はベルギー戦に出場している。

 この決定の前には、ドナルド・トランプ米大統領がインファンティーノ会長へ電話をかけ、「処分を見直してほしい」と要請したことを認めている。一方、インファンティーノ会長は「司法機関は独立しており、自身は判断に関与していない」と説明している。


 さらに英紙『The Times』は、バログンの処分執行停止について、FIFA懲戒委員会のモハメド・アル・カマリ委員長が単独で決定したと報道。通常とは異なる手続きだったとされ、FIFAはその理由を明らかにしていない。

 フェアスクエアは今回の申し立てで、インファンティーノ会長がIOC憲章や倫理規定で定められた政治的中立性に違反した疑いがあると指摘している。

 また、昨年にはFIFA倫理委員会にも同様の申し立てを行っており、ノルウェーサッカー協会や欧州議会議員らも調査を要請している。なお、現時点でIOCやFIFAが違反を認定した事実はなく、両団体ともコメントは発表していない。

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