FIFA(国際サッカー連盟)が、FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)で審判への批判を繰り返した選手や監督に対し、大会終了後に処分を科す可能性が浮上している。英紙『The Athletic』が15日に報じた。
FIFAが処分を検討
今大会では、試合後に審判の判定を批判する選手や監督が相次いでいる。イングランド代表のトーマス・トゥヘル監督、スイス代表DFマヌエル・アカンジ、エジプト代表のホッサム・ハッサン監督らが、試合後にレフェリングについて厳しい言葉を発していた。
『The Athletic』によると、FIFAは現在または今後の懲戒手続きについてコメントを控えているものの、事情を知る関係者は、大会終了後に処分が行われる可能性があると明かしているという。処分の有無や内容は、主審の報告書などを含めた複数の要素を踏まえて判断される見込みだ。
特に強い批判が飛び出したのが、エジプト代表がラウンド16でアルゼンチン代表に敗れた一戦だ。
試合後、ハッサン監督はフランス人主審フランソワ・ルテクシエ氏の判定をめぐり、「我々はすべてにおいて上回っていたが、結果には影響を与えた要因があった」と主張。さらに、アルゼンチン側が試合前に審判へプレッシャーをかけたとの見解を示し、「そのプレッシャーが結果をもたらした」と語った。
また、エジプト代表FWモスタファ・ジーコも「審判の判定が我々の努力をすべて無駄にした」と批判。「大会はアルゼンチンに向けて導かれている」とまで発言していた。
スイス代表のアカンジも、準々決勝でアルゼンチンに敗れた後、「審判が相手側についていると、難しくなる」とコメント。「これほど一方的な試合を経験したことはない」と不満をあらわにした。
一方、FIFAの審判部門を統括するピエルルイジ・コリーナ氏は、アルゼンチンに有利な判定が行われているとの指摘に反論。「FIFAワールドカップの審判員の誠実性を疑うことは誰にもできない」と声明を発表している。
通常、プレミアリーグなどの大会であれば、こうした発言は罰金やベンチ入り禁止などの処分に直結する可能性がある。しかし、FIFAは大会期間中の処分を控えている模様。W杯終了後、各試合のレフェリー報告書などをもとに、関係者への処分に踏み切る可能性がある。
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