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FIFA、W杯決勝で“競技規則違反”のハーフタイムショーを強行? 25〜30分中断見込みに物議 スペイン紙は「ビジネスに夢中」と呆れ顔

text by 編集部 photo by Getty Images
ドナルド・トランプ大統領

【写真:Getty Images】



 FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)決勝で予定されている大規模ハーフタイムショーが、物議を醸している。英紙『The Guardian』は、英放送局のITVとBBCが決勝のハーフタイムショーを全編放送する方針と報道。このハーフタイムショーの中断時間が、競技規則に抵触する可能性があるとして、懸念の声が出ている。

“競技規則違反”のハーフタイムショーを強行?


 同紙によると、決勝のハーフタイムショーはコールドプレイのクリス・マーティンがキュレーションを担当し、マドンナ、ジャスティン・ビーバー、シャキーラ、BTSが出演予定。ショー自体は約11分と見込まれているが、ピッチ上にステージを設置し、終了後に撤去する時間を含めると、ハーフタイム全体は25〜30分に及ぶ可能性があるという。

 問題は、サッカーの競技規則との整合性だ。国際サッカー評議会(IFAB)が定める競技規則では、ハーフタイムのインターバルは「15分を超えてはならない」とされ、変更できるのは主審の許可がある場合に限られる。

 つまり、25〜30分の中断が実際に行われれば、通常のサッカーの枠組みを大きく超える形となり、実質的に規則違反と受け止められてもおかしくない。

 『The Guardian』は、FIFAが昨年のクラブW杯決勝でも同じ会場でハーフタイムショーを実施し、その際は中断が計24分に及んだと指摘。ただし、その時はスタンドで行われており、今回はピッチ上での設営が必要になるため、さらに長くなる可能性がある。

 放送局側にも困惑が広がっている。以前から複数の放送権者は、FIFAがショーの正確な長さを明示しないことに不満を抱いていた。特に民放にとっては広告枠の調整にも影響するため、試合運営だけでなく放送面でも問題になっている。



 スペイン紙『AS』は「アメリカはサッカービジネスに夢中だ」と前置きし、「スポーツとスペクタクルを融合させるという彼らのコンセプトが表れており、決勝のハーフタイムショーはそれが顕著に表れたものだ」と伝えた。

 FIFAは今大会で米国市場を意識し、試合前イベントや音楽演出を大幅に拡大してきた。しかし、W杯決勝はあくまでサッカーの頂点を決める舞台だ。エンタメ色を強めるあまり、競技規則や選手のリズムを軽視しているのではないかという批判は、決勝を前にさらに強まりそうだ。

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