イングランド代表【写真:Getty Images】
FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)は、スペイン代表とアルゼンチン代表が決勝へ進出した一方で、準決勝で敗れたイングランド代表とフランス代表が3位決定戦に回ることになった。しかし、この“3位決定戦”を巡って、海外では不要論が再燃している。
アルゼンチンDFを“平手打ち”
発端の一つとなったのは、米メディア『Barstool Sports』創設者デーブ・ポートノイ氏の投稿だ。同氏はSNSで「W杯に3位決定戦があるのか? それは最も士気を下げる試合に違いない」と反応。ほかにも「自分が選手なら帰国する」「3位決定戦はサッカーで最も無意味な試合。選手や国にとって痛みを伴い、無意味だ」といった声が相次いでいるという。
3位決定戦は1934年大会から導入され、今大会でも104試合を超える大規模日程の中に残された。『talkSPORT』は、この試合が準決勝から決勝までの空白期間を埋め、FIFAや開催都市に追加収益をもたらす側面があると説明。さらにFIFAランキングや、3000万ドル規模の賞金、得点王争いにも影響する試合だと伝えている。
一方で、選手側の本音は冷めているようだ。イングランド代表のトーマス・トゥヘル監督はアルゼンチン戦後、「我々の選手もフランスの選手も、この試合を望んでいない。彼らは決勝を戦いたかった」とコメント。「それでもプロとして臨む」としながらも、目標を逃した直後に行われる3位決定戦への複雑な思いをにじませた。
イングランドは2018年大会でも準決勝でクロアチアに敗れたあと、3位決定戦でベルギーに0-2で敗れている。優勝を目指してきたチームにとって、3位決定戦は慰めになるのか、それとも敗北を改めて突きつけるだけなのか。フランス対イングランドの一戦を前に、W杯の伝統的な一試合の存在意義が改めて問われている。
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