
リオネル・メッシとラミン・ヤマル【写真:Getty Images】
熱戦が続く2026 FIFAワールドカップ(北中米W杯)も、いよいよ1試合を残すのみだ。延長戦を2度戦ったアルゼンチン代表と、90分で勝ち切っているスペイン代表。19得点のアルゼンチン攻撃陣と、堅守を誇るスペイン守備陣がぶつかる決勝戦を、得点力・走行距離・ドリブル数など、データサイト『Opta』が明かす各スタッツから読み解き、両者の強みと弱みに迫る。
失点「1」の堅守か、得点「19」の猛撃か
北中米W杯・決勝戦は、南米王者アルゼンチンと欧州王者スペインの対戦となる。アルゼンチンは延長戦を2度戦ったため、スペインより実に1時間多くプレーしている点が特徴的だ。
得点面では、19得点を挙げるアルゼンチンの決定力の高さが際立つ。4年前のカタールW杯・開幕戦でサウジアラビアに1-2で敗れて以来、本戦では13試合連続で複数得点を記録しているところだ。
一方スペインは、シュート数はアルゼンチンより多いものの得点は6点少ない13点にとどまり、ゴール期待値(xG13.3)に近い平均的な決定力にとどまっている。
そしてアルゼンチンはミドルレンジからの得点が5本あるのに対し、スペインは遠距離からの得点がゼロという違いがある。
守備面ではスペインが際立っており、失点はわずか「1」(準々決勝・ベルギー戦)。被ゴール期待値は大会最少の「2.1」で、グループステージで敗退したウルグアイ(2.4)を下回る。
今大会の準決勝まで手が付けられなかったフランスの前線4人を沈黙させたことからも、その堅守ぶりがうかがえる。キリアン・エムバペらに14回ほどフィニッシュまで持ち込まれたが、枠内シュートは4本に抑えた。
運動量では、延長戦を戦ったアルゼンチンが総走行距離で上回るものの、90分あたりではスペインの方が走行・スプリント量ともに多く、最終ライン付近でのボール奪取もウルグアイに次ぐ多さとなっている。
ポゼッションは両者とも高いが、必須条件ではない。クロスは直近でアルゼンチンが増加傾向にあり、空中戦はスペインが優位、対してドリブルの成功率はアルゼンチンがやや上回る。
象徴的なのが、両チーム合わせたドリブル試行回数「209」のうち43%をリオネル・メッシとラミン・ヤマルの2人だけで占めていることだ。まさに、この一戦の縮図とも言える。
なお、『Opta』は18日に同社のスーパーコンピューターを用いて、「2万5000回のシミュレーションのうち、59.6%でスペインが2026年のFIFAワールドカップで優勝し、残りの40.4%ではアルゼンチンがタイトルを死守した」と試算結果を報告している。
W杯の決勝に出場するフィールドプレーヤーとして最年長のメッシ(39歳25日)と、1958年にブラジル代表として出場したペレ(17歳249日)、1982年にイタリア代表として出場したジュゼッペ・ベルゴミ(18歳201日)に次いで、史上3番目の若さ(19歳6日)を誇るヤマル。
新旧バルセロナの10番対決は、チームを左右する重要なポイントになりそうだ。
【関連記事】
W杯決勝、スペイン代表対アルゼンチン代表のキックオフ時間や視聴方法は?
あまりに酷すぎる…。北中米W杯、最悪のチーム5選
W杯決勝はスペイン代表が優勢か
【了】
