
スペイン代表FWラミン・ヤマル、アルゼンチン代表FWフリアン・アルバレス【写真:Getty Images】
スペイン代表とアルゼンチン代表による決勝は、世界最高峰のタレントが集う頂上決戦であると同時に、ラ・リーガを舞台に繰り広げられてきた“クラブの因縁”が交錯する一戦でもある。果たして、最後に頂点へ立つのはどちらの国だろうか。
バルサ対アトレティコの構図となったW杯決勝

アルゼンチン代表FWジュリアーノ・シメオネ、スペイン代表ダニ・オルモ【写真:Getty Images】
6月12日に開幕した全104試合に及ぶFIFAワールドカップ2026(北中米W杯)も、いよいよ決勝を残すのみとなった。
ファイナルへと駒を進めたのはスペイン代表とアルゼンチン代表。3月に開催予定だったフィナリッシマ(中東情勢の悪化により中止)で対戦するはずだったUEFA EURO2024(欧州選手権)王者とコパ・アメリカ(南米選手権)王者による頂上決戦には、世界中の注目が集まっている。
そんな両チームには、ラ・リーガでプレーする選手が数多く存在する。スペイン代表は自国リーグのため当然とも言えるが、公用語がスペイン語であるアルゼンチン代表にも多くの選手が在籍している。
なかでもアルゼンチンには、フアン・ムッソ、ナウエル・モリーナ、ニコ・ゴンサレス、チアゴ・アルマダ、ジュリアーノ・シメオネ、フリアン・アルバレスと、アトレティコ・マドリードに所属する選手が6人も名を連ねている。
その背景には、アトレティコを率いるディエゴ・シメオネ監督の影響が大きい。元アルゼンチン代表としてプレーした指揮官がクラブで選手たちに植え付けている戦う姿勢は、代表チームにも少なからず影響を与えているはずで、“アトレティコ色”が色濃くにじんでいると言っても過言ではない。
一方のスペイン代表には、ジョアン・ガルシア、エリック・ガルシア、パウ・クバルシ、ガビ、ペドリ、ダニ・オルモ、フェラン・トーレス、ラミン・ヤマルと、バルセロナ所属の選手が8人も名を連ねている。
ボールを保持しながら試合を支配するスペイン代表をバルセロナに置き換えるならば、泥臭く勝利を掴み取るアルゼンチン代表は、まさにアトレティコのフィロソフィーに重なる。
今季は勢力図に変化?

アトレティコ・マドリード ディエゴ・シメオネ監督【写真:Getty Images】
あくまで参考程度の話ではあるが、シメオネ率いるアトレティコは、以前からバルセロナを苦手としている。
シメオネが2011年12月にアトレティコの指揮官に就任して以来、現在までに46試合を戦い、8勝12分け26敗と大きく負け越している。これは、同監督の対ラ・リーガクラブにおける対戦成績の中で、最も勝率の低い相手だ。
ただ、今季に限れば、リーグ戦とカップ戦を合わせて6試合を戦い、2勝4敗という成績を残している。
負け越していることに変わりはないものの、コパ・デル・レイとUEFAチャンピオンズリーグ(CL)では、2戦合計のスコアで相手を上回り、バルセロナの2つのタイトル獲得の夢を打ち砕いたのも事実だ。
そして、その中心にいたのが、アルゼンチン代表にも名を連ねるアトレティコ所属の選手たちだった。
このデータが今回の決勝にどこまで反映されるかは未知数だ。しかし、アトレティコに所属するアルゼンチンの選手たちにとって、スペインとの対戦は決して未知の相手ではない。少なくとも、苦手意識を抱いているとは考えにくいだろう。
今大会のラストを締めくくるにふさわしい好ゲームに期待したいところだ。
【関連記事】
W杯決勝、スペイン代表対アルゼンチン代表のキックオフ時間や視聴方法は?
あまりに酷すぎる…。北中米W杯、最悪のチーム5選
W杯決勝はスペイン代表が優勢か
【了】
