アルゼンチン【写真:Getty Images】
2030年に行われるFIFAワールドカップは、スペイン、ポルトガル、モロッコを主要開催国とし、大会100周年を記念してウルグアイ、アルゼンチン、パラグアイでも各1試合を開催する。FIFAは6か国すべてに自動出場権を付与。英紙『ザ・サン』は、南米3か国が1試合を主催するだけで予選免除となる前例のない決定に「本当にいいのか?」と疑問を呈した。
次回W杯に自動出場のアルゼンチン代表
現時点で大会は、北中米W杯と同じ48チーム制が基本線となる。ただし、南米サッカー連盟のアレハンドロ・ドミンゲス会長は、100周年大会を64チームへ拡大する案を改めて提唱した。FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長も出場チーム拡大の意向を示しており、実現すれば出場枠だけでなく組み合わせ抽選のポット構成も大きく変わる。
48チーム制だった北中米W杯は12組に分かれ、4つのポットに各12チームを配置。開催国3か国はポット1に入り、残る9枠をFIFAランキング上位国が占めた。この方式を2030年大会にも当てはめ、開催6か国がすべてポット1に入る場合、ランキングによって入れるのはわずか6チームとなる。
一方、64チーム制が「4チーム×16組」で行われ、同様に4ポットへ分けられるなら、ポット1は16チーム。開催国6か国を除いてもランキング枠は10残る計算だ。ただし、2030年大会の方式や開催国のシード扱いは決まっておらず、これは現行方式を基にした試算となる。
日本は北中米W杯の抽選でポット2に入った。ポット1へ上がれば、グループリーグで優勝候補の最上位国との同居を避けられる可能性が高くなり、決勝トーナメント進出を目指すうえで大きな利点となる。開催国枠が増えるほど、その座を争うランキング上位国には狭き門となり、抽選時の順位が一層重要になる。
次回開催国のうち日本より上位には、スペイン1位、アルゼンチン2位、モロッコ6位、ポルトガル7位がいる。単純に除外すると、日本は非開催国で13番手となるため、48チーム制の「上位6枠」ではポット1入りの可能性は低い。64チーム制の「上位10枠」なら差は3か国まで縮まり、今後4年間の結果次第で十分に射程圏へ入る。
開催国6か国の扱いと大会拡大の行方は、日本の組み合わせにも大きな影響を及ぼしそうだ。