アヤックス対PSV【写真:Getty Images】
オランダ・エールディビジ第5節、アヤックス対PSVの試合が現地時間5日に行われ、佐野航大が所属するPSVが3-1で勝利した。しかし、試合終盤には両チームの選手が入り乱れる大規模な乱闘騒ぎが発生。その引き金となったPSVのFWルベン・ファン・ボメルのプレーを巡り、判定への議論が続いている。
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負傷のDFは胸骨と肺打撲で9月欠場
問題の場面はPSVが2-1とリードして迎えた79分。空中戦でファン・ボメルがアヤックスDFアーロン・バウマンへ勢いよく飛び込み、激しく衝突した。直後にはアヤックスの選手が激怒し、両チームの選手らが集まって大規模なもみ合いへと発展。ファン・ボメルにはイエローカードが提示されたものの、レッドカードは出されず、VARも介入しなかった。
この判定を巡っては試合直後から物議を醸していた。オランダメディア『VoetbalPrimeur』によると、KNVBで審判部門トップを務めるレイモンド・ファン・メーネン氏は、ファン・ボメルが「非常に大きな力とスピード」で相手に飛び込み、「バウマンの安全が危険にさらされた」と指摘。その上で「端的に言えば、我々としてはレッドカードにすべきだった」と説明した。
さらにVARについても、接触の一部分ではなくプレー全体を確認すべきだったとの考えを示し、オンフィールドレビューが行われなかった判断にも疑問を呈している。
また、アヤックスは現地時間6日、バウマンの負傷状況を公式発表した。試合後に病院へ搬送され、検査の結果、胸骨と肺の打撲などが確認されたという。19歳のDFは経過観察のため病院にとどまり、少なくとも9月中は試合に出場しない見通し。フォルトゥナ・シッタート、ヴィレムII、エクセルシオールとの3試合を欠場することが明らかになっている。
乱闘騒ぎに発展した危険なプレーは、試合後も大きな波紋を広げることになった。イエローカードにとどまった判定にKNVBの審判トップが異なる見解を示し、さらに相手選手が約1か月の離脱を余儀なくされる事態となっている。