U-20日本女子代表(ヤングなでしこ)の岩崎有波【写真:Getty Images】
FIFA U-20女子ワールドカップ(W杯)ポーランド2026で、U-20日本女子代表(ヤングなでしこ)がグループステージを突破した。日本時間9月18日未明に行われるラウンド16で日本が対戦するのは、前回大会王者の北朝鮮。キャプテンを務めるGK岩崎有波(いわさき・うるは)がオンライン取材に応じ、ここまでの戦いを振り返るとともに、ノックアウトステージへの意気込みを語った。
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キャプテンとしてチームを結束。北朝鮮戦は「とにかく後ろは無失点で」
グループステージでは、ニュージーランドに2-1、アメリカに2-2、イタリアに1-1。ヤングなでしこは3試合を通して思い描いた通りの戦いとはならなかったものの、先制を許した試合で追いつくなど、粘り強く勝ち点を積み上げてグループDを2位で突破した。
キャプテンとしてチームをまとめる岩崎有波も、ここまでの戦いを前向きに捉えている。
「大会が始まる前から難しいグループにはなるだろうなというのは、自分的には感じていて、その中で初戦を勝ち切れたのはチームにとってすごい大きな試合になったと思います。アメリカ戦も二度追いついて、同点で終われたことは今後の試合に繋がっていくんじゃないかなという面で、うまくいってないとは思いません」
大会前にはヤングなでしこの10番を背負うなど、中心選手として活躍してきた板村真央が離脱し、松澤実来が追加招集された。新たに加わった選手もいる中で、岩崎はキャプテンとしてチームをまとめることを意識してきたという。
「チームをまたまとめ上げるところは自分の役割だなと思っていましたし、そういう面で選手たちでミーティングすることを何度かやったり、食事のところはくじ引きで席を決めたり、そういうところでちょっとチームの雰囲気を良くしていく努力はしています」
ヤングなでしこのラウンド16の相手は、前回大会決勝で日本を破った北朝鮮。今大会ではグループステージ3戦全勝、9得点無失点と圧倒的な強さを見せている。
今年4月のAFC U-20女子アジアカップ決勝では、日本が1-0で北朝鮮を下した。岩崎も、球際の強さやボールスピードを警戒しながら、自分たちの成長をぶつける考えだ。
「やっぱり球際の部分がすごく強いのはアジアのときから感じていて、あとはボールスピードだったりもアジアのときに速い印象を受けているので、まずは自分たちがしっかりボールを保持するところから始めて、最後はフィジカルのところで負けなかったりとか、フィニッシュワークのところで最後しっかり決め切るとか、そういうところはすごい大事になってくるかなと思います」
アジアカップでの勝利は自信になっている。ただし、同じ相手でもW杯では違った戦い方になる可能性があると考えている。
「もちろん、アジアで勝てたのは自分たちに大きな自信になってるんですけど、アジアで勝てたのは一つの結果であって、ワールドカップってなると、相手の戦い方が変わってたりもするかもしれないですし、そういう試合の中での臨機応変さは自分たちには必要になってくるかなと思います」
それでも、「チームメイトはみんな自信を持ってると思いますし、もう絶対に負ける気がないって思っているので心配ないかなと思います」と力を込めた。
グループステージで得た経験を、次の一戦につなげる。GKとしては「クリーンシートで試合を終えたい」という目標も持つ。
「まずはバックライン、キーパーも含めて無失点で抑えて、あとは前線の選手に得点を取ってもらって、本当に簡単な試合ではないと思うんですけど、そこをどう勝ち切っていくかが本当にこの先の試合にも繋がっていくと思うので、とにかく後ろは無失点で抑えていけたらいいなと思います」
苦しい試合を乗り越えてきたヤングなでしこ。キャプテンであり守護神でもある岩崎が、北朝鮮との大一番で最後尾からチームを支える。
(取材・文:竹中愛美)
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