
スタートダッシュに成功した“意外な”欧州クラブ5選【写真:Getty Images】
欧州各国のリーグ戦が開幕してから約1カ月が経過した。マンチェスター・ユナイテッドのように低迷する名門がある一方で、前評判を覆す躍進を遂げているクラブもある。今回は、良い意味で予想を裏切り、スタートダッシュに成功した欧州のクラブをピックアップして紹介する。(成績は10月28日時点)[2/5ページ]
レアル・ソシエダ(スペイン)

レアル・ソシエダMF久保建英【写真:Getty Images】
監督:ペッレグリーノ・マタラッツォ
26/27シーズンリーグ成績:6勝1分3敗(5位)
【戦術変更で大幅成長】
昨季はリーグ開幕から10試合で2勝3分5敗と、スタートダッシュに失敗したレアル・ソシエダ。
しかし今季は、昨季途中に監督に就任し、コパ・デル・レイ優勝にも導いたペッレグリーノ・マタラッツォ監督の下で理想的なスタートを切っている。
ドイツで指導者としてのキャリアを積んだアメリカ人指揮官の下で、レアル・ソシエダのフットボールは大きく変化した。
現在のチームは、スペイン代表としてFIFAワールドカップ2026(北中米W杯)優勝に貢献したミケル・オヤルサバルを前線の軸に据えたフットボールを展開している。
さらに、従来のポゼッションを重視するスタイルから、ドイツ式のトランジションを重視するスタイルへと変化を遂げた。
この変化は現在のスカッドとの相性も良く、ゴンサロ・ゲデスやカルロス・ソレールなど、近年は苦しいキャリアを過ごしていた選手たちの復活にもつながっている。
【久保建英の立ち位置は?】
日本代表MF久保建英は、負傷の影響に加え、強度や馬力が求められるフットボールへの適応にも苦戦していた。
しかし、第9節のマラガ戦では1ゴール1アシストを記録。マタラッツォ監督は多くのポジションで選手同士を競わせており、こうしたチーム内の競争も好調の要因の一つだろう。
懸念材料を挙げるとすれば、リーグ戦10試合で18失点を喫している守備だ。オープンな展開から相手のカウンターを受けて失点する場面を減らすことが、今後の改善ポイントとなるだろう。
それでも、開幕から得点のなかったオヤルサバルと久保にゴールが生まれたことは大きい。昨季に続くタイトル獲得も十分に狙える位置につけている。