エールディビジ第22節、AZ対アヤックスの試合が現地時間8日に行われ、試合は1-1の引き分けに終わった。この試合でアヤックスに所属する日本代表DF板倉滉はベンチ入りしたものの最後まで起用されなかった。実力的には他の選手を上回るため、使われないことには疑問が残ると、オランダメディア『フットボール・トランスファーズ』が9日に報じている。
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板倉滉、実力では他より優れているが…
板倉は2022年7月からボルシア・メンヒェングラードバッハ(ボルシアMG)で過ごし、残りの契約期間が1年となった昨季も公式戦33試合で4得点1アシストを記録した。
チームの主力ではあったが、最終的にボルシアMGと契約延長には至らず。
昨年8月にはアヤックスと契約を結び、活躍の場をドイツからオランダへ移している。
今季は公式戦21試合で1得点決めているが、完全には主力の座を奪えていない。
直近ではベンチ止まりの試合もあり、徐々にプレー時間が減少している。
アヤックスとの契約は2029年6月まで残っているが、同メディアは「アヤックスは今冬、ブンデスリーガからの具体的な関心(ヴォルフスブルクやボルシアMGなど)があったにもかかわらず、板倉に対して移籍の道を開かなかった。
昨夏にボルシアMGから1050万ユーロ(約16億5000万円)で加入し、国際Aマッチ39試合出場を誇る28歳の日本代表DF本人も、残留してポジション争いをする意向を示していた」という。
それでもAZ戦で先発起用されたのは、ヨシプ・シュタロとユーリ・バースのコンビであり、板倉の立場が微妙になっている。
疑念を深めている理由の一つが、板倉の実力が他の選手に劣っていないことにある。
同メディアによると「今季のアヤックスにおいて、板倉はむしろ最も優れたセンターバックと評価されている。
データ分析『サイスポーツ』は特に、インターセプト、守備対応、そしてドリブル面での貢献を高く評価した。
また、同メディアのアルゴリズムによるスキルスコアでは、板倉が65.1と、シュタロ(59.1)を上回り、若手のアーロン・バウマン(49.9)よりも高い数値を記録している」と分析。
一方で「財務面も重要な要素だ。
板倉の推定移籍金は現在1320万ユーロ(約23億8000万円)とされており、昨夏にアヤックスが支払った金額を270万ユーロ(約4億9000万円)上回っている。
つまり、売却すれば早期に利益を得られる状況にある。
総じて見ると、競技面のデータや市場価値は板倉に有利に働いている一方で、現場の首脳陣は別の選択をしており、選手選考の基準や今後の移籍戦略について疑問を投げかける状況となっている」と伝えた。
