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選手が“反旗” ?アスレティック・ビルバオで異例の事態…会長の“金銭重視”に不満、バルセロナ戦後はメディア対応を拒否

text by 編集部 photo by Getty Images

アスレティック・ビルバオ
アスレティック・ビルバオ【写真:Getty Images】



 アスレティック・ビルバオで、クラブと選手の間に緊張が走っている。スペイン紙『MARCA』は28日、選手たちがジョン・ウリアルテ会長率いる理事会の方針に不満を抱き、抗議の意思を示していると報じた。

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アスレティック・ビルバオ

  選手たちは27日のバルセロナ戦後、メディアへの取材対応を拒否。『MARCA』によると、選手たちの不満は、9月から予定されている、選手が家族や知人などを試合に招待するためのチケットの廃止だけに向けられたものではないという。

 クラブの日々の運営をめぐっても、これまで表立って語られてこなかった不満が蓄積している模様。

 メディア対応を拒否した場合、クラブにとっては経済的なマイナスにもなる。取材対応は、シーズン終了後に各クラブへ分配されるボーナスの算定項目の一つに含まれているためだ。

 ウリアルテ会長は就任以来、財政健全化と収益力の向上を重視。「財政的な均衡と最大限のスポーツ面での野心」を掲げ、クラブ独自の経営モデルを推進してきた。

 その一環として、試合前のロッカールームへのカメラ導入なども実施。選手たちが試合前に行う祈りの場面が公開され話題となった一方、選手側にとってはプライベートな時間を公開されることへの負担もある。


 さらに今季は、サン・マメスで最大700ユーロ(約12万円)のVIP体験を提供。ウォーミングアップをピッチ上から見学したり、試合後に選手と交流したりできるサービスも展開している。

 クラブが収益確保を急ぐ背景には、欧州大会への不参加もある。昨季はチャンピオンズリーグに出場したアスレティックだが、今季は欧州大会に参戦しない。ウリアルテ会長は以前、26-27シーズンの決算が赤字になる見通しを示していた。

 レサマ(アスレティック・ビルバオのトレーニング施設)でも食事面や下部組織の運営、人員配置などの見直しが進められているという。一方で、トレーニング施設の拡張やサン・マメスの約2400席増設も検討されている。

 財政面の安定を目指すクラブと、現場で戦う選手たち。その間に生じた溝が表面化するなか、今後の話し合いとクラブ側の対応に注目が集まっている。

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