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リールFW上田綺世、元フランス代表FWから“定位置奪取”へ近づく? 仏メディアも起用を支持「ジルーの姿を見なくなるかも」

text by 編集部 photo by Getty Images
リールFW上田綺世
リールFW上田綺世【写真:Getty Images】



 リールに加入した日本代表FW上田綺世が、早くも元フランス代表FWオリヴィエ・ジルーとの先発争いを動かし始めている。加入後2試合で2得点。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)のレアル・ベティス戦ではジルーをベンチに押しのけて加入後初先発を果たし、12分に先制点を奪った。現地では、今後のFW序列にまで注目が集まっている。

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元フランス代表FWから“定位置奪取”へ近づく

 これまでリールのストライカーのポジションで一番手だったのはジルーだ。昨季はリールで公式戦44試合に出場し、25試合で先発して11得点。リーグ・アンでは30試合7得点を記録した。39歳となった今季も開幕からリーグ戦3試合すべてで先発し、1得点2アシスト。数字だけを見れば、簡単にポジションを明け渡す状況ではない。

 その流れを変えたのが上田だった。トゥールーズ戦では56分にジルーとの交代で投入され、わずか16分後に決勝点。続くベティス戦ではダヴィデ・アンチェロッティ監督が先発に上田を起用すると、その期待に応えて2試合連続ゴールを奪った。

 フランス紙『レキップ』は「上田のリールでの夢のようなスタートが続いている」と伝え、ベティス戦のゴールについて、ジルーではなく上田を先発させた監督の判断を正当化したと高く評価した。

 フランスメディア『Get French Football News』はさらに踏み込み、「この日本代表FWが1試合平均1得点のペースを続けるなら、今季はオリヴィエ・ジルーの姿をあまり見なくなるかもしれない」と評した。

 もっとも、現段階で序列が完全に逆転したと判断するのは早い。ジルーは今季すでに2アシストを記録するなど、得点以外でも攻撃に関与できるのが強みだ。



 一方の上田は、トゥールーズ戦とベティス戦でゴール前の動きと決定力を立て続けに証明。ベティス戦ではゴールシーン以外にも、上田を狙ってクロスを送るシーンが見られた。『レキップ』も強い体幹、空中戦、得点感覚を備えた9番として上田を評価している。

 CLを含めて試合数が増える中、アンチェロッティ監督が両者を使い分ける可能性は高い。それでも、シーズン開幕時にはジルーがファーストチョイスだと思われていた最前線の定位置が、わずか2試合で競争状態へ変わったことは確かだ。上田がこの得点ペースを維持できれば、リールの“9番争い”は想像以上に早く決着する可能性もある。

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