
アストン・ヴィラGK鈴木彩艶【写真:Getty Images】
UEFAチャンピオンズリーグ(CL)の開幕節アストン・ヴィラ対クラブ・ブルッヘが現地時間8日に行われた。アストン・ヴィラに所属する鈴木彩艶は日本人GK史上初の快挙を成し遂げ、3-2勝利に貢献。現地メディアは配球の質を口を揃えて絶賛し、プレミアリーグに引き続き攻撃面での存在感が加入早々から際立っている。
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現地メディアは揃って称賛
アストン・ヴィラGK鈴木彩艶が、日本人GK史上初めてUEFAチャンピオンズリーグの(CL)ピッチに立った。敵地でのクラブ・ブルッヘ戦(3-2で勝利)では、堅実な守備に加えて、攻撃面での貢献ぶりが現地メディアで評価されている。
現地メディア『Aston Villa Review』はチーム最高タイの8点を与え、「(ヤン・)ヴィルヒリのシュートを賢く止め、前半終盤にも別のシュートをパンチングで処理した。配球は距離感・精度ともに素晴らしかった」と称賛した。
同じく地元の『Birmingham Live』も、序盤に(アーロン・)ワン=ビサカへ通した1本のパスが、この試合の最初の決定機を生んだ場面に言及した。
単なる守護神としてだけでなく、攻撃の組み立てに直接関与した点を評価した。「ヴィルヒリに1点を許した前後で、複数のシュートを弾き返した。多くのクロスをキャッチしたうえに、今回も配球が並外れていた」と及第点となる「6」をつけている。
実際に数字で見ても、鈴木の配球量は突出していた。この試合でのロングボール供給数は15本。対するブルッヘの守護神ヤン・ゾマーは5本にとどまっており、実に3倍の供給率を記録した計算になる。「蹴って逃げる」配球ではなく、ヴィラの攻撃の起点として、意図を持ってボールを散らしていたことがうかがえる。
名手2人を超えるスタッツ
この傾向は、一試合限りの現象ではない。今夏にアストン・ヴィラへ加入してから国内外のサッカーファンを騒がせているように、同選手の攻撃性能はプレミアリーグでも出色の数値を示している。
『Sofascore』のデータによれば、鈴木は90分あたりのロングボール成功率で56.52%を記録し、プレミアリーグの全GKの中で首位に立っている。2位には名手アリソン(リヴァプール)の名が並ぶ。
さらに、90分あたりの飛び出しの成功数でもリーグ1位を記録しており、2位にはダビド・ラヤ(アーセナル)がつけている。錚々たるメンツの上に鎮座しているのが、日本代表の守護神だ。
守備の安定感だけでなく、ビルドアップの起点として、そして時にはペナルティエリアを飛び出してリスクを取る積極性においても、鈴木はすでにプレミアリーグ屈指のGKと肩を並べる数字を残しつつある。
ウナイ・エメリ監督が志向するポゼッションサッカーの中で、鈴木の足元とキックレンジがどこまでチームの武器になっていくか。CLデビューという大舞台での配球の質は、これからもアストン・ヴィラを助けそうだ。
CLはまだ1試合、リーグは2節戦っただけ。色めき立つのは早いかもしれないが、24歳になったばかりのGKは十分最高峰の舞台でも通用しそうに見える。
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