なでしこジャパン(サッカー日本女子代表)は14日、アジア競技大会・グループE第1節でタイ女子代表と対戦し、8-0の勝利を収めた。FW登録の上野真実が、所属するサンフレッチェ広島レジーナでのポジションとは異なるアンカーで起用されたが、貫禄のあるプレーを見せていた。
上野真実がアンカーでプレー
開始3分に中嶋淑乃が左サイドから強烈なシュートで突き刺し、なでしこジャパンが先制に成功。
その後、神谷千菜がヘディングで追加点をマークすると、前半のうちに中嶋がハットトリックを達成する。
後半には、途中出場の宝田沙織もハットトリックを達成し、88分には榊原琴乃が左足の正確なシュートでチームの8点目を挙げて、初戦を大勝で終えた。
広島では、トップ下やセンターフォワードなど攻撃的なポジションを担う上野だが、今回の試合では中盤の底に位置し、アンカーとしてバランスを取っていた。
同じチームの柳瀬楓菜がボランチなどで普段プレーしており、本来なら上野とポジションが逆だ。
その中でも、中盤で相手のチャンスになりそうな場面で潰し役となり、バランスを取りながら、パスで左右に展開していた。
6点リードで迎えた場面では、上野のパスを受けた塩越柚歩が左サイドへ展開し、桑原藍がクロスを送ると、最後は宝田が合わせてネットを揺らした。
経験豊富な上野は慣れないポジションながらも“アンカー”として、しっかりと自分の実力を示した。
FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)でMVPを受賞したスペイン代表MFロドリのようなプレーぶりで、中盤を支配。
まだ大勝した1試合だけでは判断できないが、上野は攻撃的なポジションではなく、アンカーという新境地で、さらなる高みを目指せるかもしれない。
