欧州サッカー連盟(UEFA)と北中米カリブ海サッカー連盟(CONCACAF)が、国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ会長に対し、211の加盟協会へ少なくとも1000万ドル(約15億円)ずつを支給するよう求めた。英『BBC』が19日に報じている。
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UEFAとCONCACAFとFIFAの対立が深まる
UEFAのアレクサンデル・チェフェリン会長とCONCACAFのビクター・モンタリアーニ会長が署名した書簡では、FIFAが2023年から2026年の活動期間終了時に約60億ドル(約8880億円)の資金を蓄える見込みだと指摘。その額は、2030年の男子ワールドカップまでに必要となる資金を大きく上回るとしている。
両会長は、2027年から2030年の活動期間において、FIFAが211の加盟協会にそれぞれ少なくとも1000万ドル(約15億円)を支給するよう要求。資金は施設の整備やサッカーの発展に活用するべきだとしている。
今回、FIFAが蓄えている資金から一度だけ支給する場合、必要となる総額は21億1000万ドル(約3123億円)。通常の活動期間に行われる資金援助とは別に支出することを求めている。
この要求の背景には、インファンティーノ会長が提案していた「FIFA Forward Enterprise(FFE)」をめぐる対立がある。同構想では、ワールドカップを含むFIFA主催大会の商業権やチケット販売権などを管理する新会社を設立し、その21%を投資会社に売却する案が示されていた。
しかし、各国サッカー協会から広く反対の声が上がり、構想は発表からわずか4日で撤回された。
チェフェリン会長とモンタリアーニ会長は書簡の中で、FIFAが公表した決算や予算を調べた結果、FFEが「より多くの資金を提供するために本当に必要だったのか」と疑問を呈した。さらに、FIFAのお金の使い方について「第三者による調査」を行い、詳しい数字や計算の根拠をすべて確認できるようにすることも求めている。
書簡では「FIFAは現在、数十億ドルの資金を蓄えている」としたうえで、これらの資金はサッカーと211の加盟協会のためにあると主張。「サッカーの発展を支えることはFIFAの組織としての責任であり、個人の判断に委ねられるものではない」と訴えた。
また、UEFAとCONCACAFはアジア、アフリカ、南米、オセアニアの各サッカー連盟会長にも別の書簡を送り、今回の提案への支持を求めている。
今回の動きは、イングランドサッカー協会(FA)のデビー・ヒューイット会長が前日にインファンティーノ会長らへ書簡を送り、撤回されたFFE構想に関するすべての文書を公開するよう求めたことに続くものとなった。
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