
U-23キルギス戦で2ゴールを決めたU-21日本代表の嶋本悠大【写真:Getty Images】
清水エスパルスでJ1初ゴールとなる決勝点を奪ってから、わずか8日後。19歳の嶋本悠大が、今度はU-21日本代表で2ゴールを叩き込んだ。キルギス戦では左のインサイドハーフで先発すると、後半途中からはFWへ。異なるポジションで起用されながら、攻撃面で存在感を示した。
8日間で3ゴール
U-21日本代表は20日、アジア競技大会グループA第2節でU-23キルギス代表と対戦し、7-0で大勝した。
日本は前半から主導権を握り、3点をリードして折り返すと、後半にも攻撃の手を緩めずに得点を重ねた。その中で、終盤に存在感を示したのが嶋本だった。
中盤の一角、左のインサイドハーフで先発した嶋本は、後半途中からFWへポジションを変更。79分には佐藤海宏が左サイドから送ったクロスに頭で合わせ、チームの6点目を奪った。
さらに86分には、石井久継のシュートを相手GKが弾いたところに素早く反応。こぼれ球を左足で押し込み、この日2点目を記録した。いずれもゴール前での動きから生まれた得点で、普段とは異なるFWでの起用にも結果で応えてみせた。
19歳のMFは、代表活動に入る前のクラブでも結果を残していた。
9月12日に行われた明治安田J1リーグ第7節のアビスパ福岡戦では、インサイドハーフとして先発出場。0-0で迎えた71分にゴールを奪い、自身にとってJ1初得点を記録した。
清水はその1点を守り切り、1-0で勝利。嶋本の一発がチームに勝ち点3をもたらす決勝点となった。
そこから8日後、今度は年代別代表の舞台で2ゴール。クラブと代表を合わせ、直近8日間で3得点と結果を積み重ねている。
もともとボランチを主戦場としてきた嶋本だが、清水ではここ数試合、よりゴールに近いインサイドハーフで起用されている。福岡戦でもその位置からJ1初ゴールを奪い、代表ではさらに一列前のFWでも2得点。
プレーする位置を前に移しながら、得点という目に見える結果も増えてきた。
もちろん、1試合だけでチーム内の序列が大きく変わるとは限らない。嶋本のFW起用はあくまでオプションの一つかもしれない。
それでも、本職ではないFWで2得点という結果を残した意味は小さくない。今大会、最前線では道脇豊が2試合連続で先発しているものの、ここまで無得点。嶋本の存在が、大岩剛監督に新たな選択肢を与えたのは確かだろう。
今後の試合では、状況に応じて再びFWで起用される可能性もある。ボランチ、インサイドハーフ、そしてFW。19歳のユーティリティー性は、今大会を戦うU-21日本代表にとって一つの武器になりそうだ。
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