U-23韓国代表【写真:Getty Images】
愛知・名古屋アジア競技大会で、韓国男子サッカー代表が3日連続で輸送トラブルに見舞われた。韓国メディア『SBS』は、大会組織委員会の「未熟な運営によって韓国代表が連日不便を強いられている」と報じている。
サッカー韓国代表に“3日連続”輸送トラブル
最初のトラブルは14日に発生した。SBSによると、イ・ミンソン監督らが公式記者会見へ向かうため宿泊先で待っていたものの、「大会側から割り当てられた車両がホテルに現れず、公式記者会見に遅れる事態が起きた」という。
翌15日のカタール戦では、さらに異例の事態が発生。SBSは「代表チームを乗せたバスの運転手が目的地を把握しておらず、試合会場ではなく近くの野球場へ向かった」と伝えた。その結果、「韓国代表は予定より約30分遅れて試合会場に到着した」としている。さらに、誤って向かった野球場についても「今大会の野球競技が行われる場所ですらなかった」と報じた。
そして16日には、回復トレーニングへ向かう車両を巡って再び問題が発生した。SBSは「今度は練習場へ向かう車両がまったく配車されていなかった」と報道。急きょ代替車両を手配したものの、「午前10時30分開始予定だった練習に対し、代表チームが現地へ到着したのは10時50分だった」という。
輸送を巡る混乱はサッカー代表だけではなかった。20日に日本との男子バスケットボール決勝を控えていた韓国代表も、午前中にシュート練習を予定していたが、SBSは「宿泊先へ来るはずだった車両が何の説明もなく現れなかった」と報道。そのため「代表チームは体育館へ移動できず、予定していた練習そのものを中止した」とし、「韓日決勝を目前に、練習用バスが『呆れたノーショー』」と伝えている。
こうした一連の問題について、韓国メディア『OSEN』は「『歴代最悪』日本のアジア大会、3日連続の呆れた事件」と厳しく伝えた。「日本大会組織委員会の準備不足と運営の未熟さが各所で露呈している」と指摘し、「選手たちは競技ではなく、移動と寝床から心配しなければならない状況」と批判している。
問題は輸送だけではない。SBSは大会の宿泊施設を現地取材し、「国代表の食事をこんなふうに出すの?」との見出しで、クルーズ船や組み立て式コンテナ、十分なスペースを確保できないホテルなどを紹介。「宿泊施設の不足や設備問題に加え、食事まで新たな論争になっている」と報じている。
韓国サッカー協会関係者はSBSに対し、「大会期間中、毎回の練習や公式行事への移動で、車両の配車や運行を巡る問題が継続して発生している」と説明。「韓国だけの問題ではない。大会に参加しているすべてのチームが共通して経験している状況だ」と訴えている。