リヴァプールに所属するドイツ代表MFフロリアン・ヴィルツは、加入から1年以上が経過した現在も本領を発揮しきれていない。しかし、英メディア『ESPN』は22日、同選手が将来的にプレミアリーグを代表する選手へ成長する可能性を指摘している。
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ESPNがフロリアン・ヴィルツを分析
ヴィルツは2025年夏、バイエル・レバークーゼンから当時のクラブ史上最高額となる1億1750万ユーロ(約200億円)でリヴァプールに加入。レバークーゼンでは高い技術に加え、ボールを受ける位置、チャンスメイク、ドリブル、シュートなど多彩な能力を発揮し、20歳にしてブンデスリーガを代表する選手となった。
ところが、リヴァプール加入後は数字が大きく低下。記事によると、レバークーゼンでの最後の2シーズンと比較して、90分あたりのボールタッチ数は89.7回から70.71回、シュート数は2.74本から2.02本、チャンスクリエイト数は2.49回から2.15回、ペナルティエリア内へのパスは8.92本から6.68本、ドリブル成功数は3.06回から1.46回に減少している。
特に大きいのが、アタッキングサードでボールを受ける機会の減少だ。レバークーゼンでは1試合平均50回ボールに触れていたのに対し、リヴァプールでは35回に減少。
一方で、すべてが悪化したわけではない。記事によれば、ヴィルツは今季も90分あたり2本以上のシュートを放ち、2回以上のチャンスを生み出している数少ないプレミアリーグの選手の一人だという。さらに、相手の守備ライン間でボールを受ける能力も健在で、今季のプレミアリーグではラインを破るパスを受けた回数が33回で3位タイ。リヴァプールでは2位以下の選手に大差をつけている。
また、レバークーゼンでの最後の2シーズンに90分あたり0.37だったアシスト期待値(xA)は、リヴァプールでは0.18まで低下しているものの、シュートそのものの質は大きく落ちていない。レバークーゼン時代の最後の2シーズンでは90分あたり0.29xGだったのに対し、リヴァプールでも0.25xGを記録している。
『ESPN』は、ヴィルツがリヴァプール加入後にバロンドール級の選手という期待に応えられていないことを認めつつ、「悪い選手になったわけではない」と指摘。22歳だった昨季、23歳となった今季を経て、選手としてのピークを迎えるのは24歳から28歳にかけてだとしている。
リヴァプールは現在、監督やフロント、選手構成を含めて過渡期にある。記事では、クラブが「今すぐすべてを勝ち取る」のではなく、「数年後にすべてを勝ち取る」ためのチーム作りを進めていると分析。そのうえで、レバークーゼン時代にヴィルツが見せた突出したパフォーマンスは複数シーズンにわたるものであり、プレミアリーグでも将来的に世界最高峰の選手の一人へ成長する可能性は残されているとしている。
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