【写真:Getty Images】
サッカーの欧州各国リーグが代表ウィークによる中断期間に入った。今回の国際マッチウインドーは9月21日から10月6日まで。一度の中断期間が長く、プレミアリーグをはじめ欧州主要リーグでは、クラブによってリーグ戦から次のリーグ戦まで約3週間空くことになる。なぜ今回はこれほど長いのだろうか。
“代表ウィーク”が長すぎる?
理由は、FIFAが2026年から男子の国際マッチカレンダーを変更したためだ。FIFA評議会は2023年3月、2025~30年の国際マッチカレンダーを承認。2025年までは9月と10月にそれぞれ「9日間・最大2試合」の代表ウィークが設けられていたが、2026年からは両期間を統合し、9月下旬から10月上旬にかけて「16日間・最大4試合」のウインドーを設ける方式へ変更した。
つまり、代表活動の日数そのものは従来の9日間×2回、計18日から16日へと2日短くなった。一方で、以前は9月の代表戦を終えると選手がクラブへ戻り、リーグ戦を挟んで10月に再び代表へ合流していた。今回は4試合を一度の招集期間で消化するため、クラブ側から見れば中断が長期化する形となる。例えば、プレミアリーグでは第5節が9月20日まで行われた後、第6節は10月10日から再開する。
欧州ではUEFAネーションズリーグ2026/27が24日に開幕。第1節から第4節までが10月6日までに組まれ、リーグA~Cの各国は短期間で4試合を戦う。例えば、ドイツ代表は9月24日のオランダ代表戦を皮切りに、27日、10月1日、4日と、おおむね3~4日おきに試合をこなす過密日程となっている。
日程の集約は代表活動の総日数を減らす一方、選手のコンディション管理という別の課題も生む。国際プロサッカー選手会「FIFPRO」は、試合間隔の短い過密日程や十分な回復時間を確保できない状況について、負傷リスクを高める可能性があると継続的に警鐘を鳴らしている。
今回も多くの欧州代表が約2週間で4試合を戦った後、すぐに所属クラブへ戻ることになるため、各国監督には選手の出場時間をどう管理するかも問われそうだ。
実際にユルゲン・クロップ監督率いるドイツ代表は、今回の4試合に向けて異例の44選手を招集した。最初のオランダ戦、ギリシャ戦に向けて24人の第1グループを招集し、その後は20人が新たに合流する。クロップ監督は「短期間で4試合を行うのは異例」と招集意図を説明。クラブで直前まで試合を戦う選手もいるため日程が非常にタイトになることに加え、就任直後の代表活動で可能な限り多くの選手を直接確認したい考えも示している。
FIFAは新カレンダー承認時、意義のある国際試合を確保しながら、選手の健康やコンディションを守ることを目的の一つに挙げた。一方で、短い期間に試合が集中することで、実際にはローテーションや回復時間の確保が重要になる。
なお、この日程は今回だけの特例ではない。FIFAが承認した2025~30年のカレンダーでは、2026年以降も9月末から10月初旬に16日間の代表ウィークを設定している。
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