日本代表は28日、キリンチャレンジカップ2026でベネズエラ代表と対戦する。森保ジャパンはどのようなメンバーで臨むべきか。スタメン案を紹介する。[1/2ページ]
森保一監督は大幅なメンバー変更を明言
サッカー日本代表は28日、キリンチャレンジカップ2026でベネズエラ代表と対戦する。
24日のウルグアイ代表戦を3-1で制し、第3次森保ジャパンは白星スタートを切った。では、中3日で迎える今回の一戦には、どのようなメンバーで臨むべきなのだろうか。
森保一監督は試合前日の記者会見で、ベネズエラ戦のメンバー構成について「大幅変更でいきたい」と明言。「代表初キャップの選手や経験の浅い選手をスタートで起用したい」とも話している。
ウルグアイ戦で出番のなかった選手、あるいは出場時間の短かった選手にとっては、大きなチャンスになる。
基本システムは、これまで同様「3-4-2-1」を想定する。
GKには小久保玲央ブライアンを推したい。
鈴木彩艶はウルグアイ戦前まで脇腹を痛めて別メニュー調整が続いていた。25日のトレーニングから全体練習に復帰しているが、ここで無理をさせる必要はないだろう。それ以上に、2030年に向けてGKの競争を促す意味でも小久保を見てみたい。
パリ五輪で日本のゴールマウスを守ったGKも、A代表では確固たる地位を築けていない。鈴木が正守護神として存在感を強めているからこそ、その座を脅かす存在を作っておくことは重要だ。
3バックは板倉滉と安藤智哉が欠場濃厚なため、人員が限られる。そのため、右から鈴木淳之介、渡辺剛、伊藤洋輝とする。
中央には渡辺を置く。
フェイエノールトでプレーする28歳は、対人守備や空中戦の強さに定評がある一方、日本代表では絶対的な立場を確立しているわけではない。
板倉や冨安健洋らとの競争を考えれば、こうした試合で存在感を示す必要がある。3バックの中央から両脇を動かし、最終ラインを統率できるかにも注目したい。
左には伊藤を配置する。
日本代表にとって重要な左利きのDFであり、3バックの左からボールを前進させられるのが大きな強みだ。ベネズエラ代表が前からプレッシャーをかけてきた場合にも、伊藤の左足はプレスを回避する武器になる。
そして右には鈴木を置く。
北中米W杯を経験した鈴木は、2030年大会では26歳。今回の活動だけでなく、これからの4年間を通じて最終ラインの中心へ成長してほしい選手だ。ウルグアイ戦に続いて起用することで、強度の高い南米勢との連戦でどこまで対応できるのかを見てみたい。
右ウイングバックには中野就斗を抜擢する。
今回がA代表初招集。そして何より、ベネズエラ戦の舞台は、所属するサンフレッチェ広島の本拠地であるエディオンピースウイング広島だ。
中野は所属クラブで3バックの一角やウイングバックをこなし、複数の役割を担える。今回は右WBで起用し、その運動量と推進力を生かしたい。森保監督が「代表初キャップの選手」をスタートから使う可能性を示しているのであれば、これ以上ない舞台ではないだろうか。
左WBには相馬勇紀を置く。
ウルグアイ戦では途中出場だっただけに、今回はスタートから見たい。そして、このサイドには興味深いマッチアップが待っている可能性がある。
ベネズエラ代表の右サイドバックには、久保建英とレアル・ソシエダでチームメートのジョン・アランブルがいる。球際で激しく戦い、積極的に前へ出てくるアランブルを押し込むためにも、縦への推進力を持つ相馬をぶつけたい。
佐野航大にはもう一度チャンスを…
ボランチは佐野航大と田中聡だ。佐野海舟と田中碧ら実績のある選手ではなく、新たな組み合わせを試したい。
佐野航大はボールを引き出しながら攻撃を前進させる能力を持つ。ウルグアイ戦では兄・海舟との連係がかみ合わず、存在感を発揮できず前半のみでベンチへ下がったが、今回は長時間プレーを見てみたい。
一方、田中は球際で強度を出しながら、中盤の底でバランスを取れる。ベネズエラ代表のような南米特有の球際の強さを持つ相手に、この2人が中盤でどれだけ戦えるのか。
2030年を考えれば、遠藤航や守田英正らが担ってきたポジションの後継者探しは避けて通れない。今回のような親善試合でこそ、新たな組み合わせを積極的に試すべきだろう。
2シャドーには佐藤龍之介と久保建英を並べる。ここが今回のスタメン案で最も見てみたい組み合わせだ。
久保については、もはや若手という立場ではない。次の4年間では日本代表の攻撃を中心となって引っ張る役割が求められる。だからこそ、その隣には佐藤を置きたい。
現在19歳の佐藤は、2030年大会でも23歳。これからの日本代表を担っていく可能性を秘めた選手である。
久保に相手の警戒が集中すれば、その周囲にはスペースが生まれる。ライン間でボールを受ける能力を持つ佐藤がそこへ入り込み、久保と近い距離でプレーできれば、これまでにない攻撃の形が生まれるかもしれない。
そして最前線には後藤啓介を抜擢する。
ウルグアイ戦では出番がなく、コンディション面に問題はないだろう。ベネズエラ戦ではスタートから見てみたい。191cmのサイズを持つ後藤は、日本代表のFW陣の中でも特徴的な存在だ。
ただし、期待したいのは単純な高さだけではない。
中央で相手センターバックを引きつけてボールを収めることができれば、その周囲で久保と佐藤が前向きにプレーできる。逆に久保がボールを持った瞬間に背後へ抜け出せれば、相手最終ラインにも大きなプレッシャーをかけられる。
特に注目したいのが、「久保―佐藤―後藤」の関係性だ。
すでに日本代表で中心的な立場にある久保と、これからその座を狙う若い2人。年齢も代表での立場も異なる3人が前線で噛み合えば、2030年に向けて非常に面白いユニットになるだろう。


