
【写真:Getty Images】
なでしこジャパンは29日、アジア競技大会サッカー競技・準決勝で韓国女子代表と対戦した。準々決勝のフィリピン戦から中3日。狩野倫久監督は前戦から先発を2人変更し、後藤若葉と中嶋淑乃を起用した。
神谷千菜が圧巻2ゴール
グループステージ3試合で20得点・無失点と圧倒的な強さで首位通過し、準々決勝でもフィリピンに4-0で快勝した日本。3連覇を狙う今大会で、決勝進出を懸けて韓国との準決勝に臨んだ。
立ち上がりは韓国にボールを握られる時間が続いたが、日本は自陣でコンパクトなブロックを敷き、守備から素早く攻撃へ転じる形を狙った。
15分には、カウンターから中嶋淑乃がドリブルで切り込み、右足を振り抜く。シュートは惜しくもクロスバーの上へ外れたが、日本が鋭い速攻から最初の決定機を作った。
その後も決定的なチャンスこそ作らせていないものの、日本はなかなか高い位置までボールを運べず、攻撃のリズムをつかめない時間が続いた。
32分には、自陣からのビルドアップでボールを奪われ、チェ・ユリにペナルティーエリア内への侵入を許す。そのままシュートまで持ち込まれたが、ボールは大きく枠を外れた。
それでも前半終盤にかけて、前線の神谷千菜がポストプレーで起点となり、左サイドの中嶋を中心に徐々に攻撃の形を作り始める。
主導権を握れない時間もあった日本だが、シュート数では6本対2本と韓国を上回り、スコアレスで前半を折り返した。
日本は後半開始から宝田沙織に代えて水野蕗奈を投入。中盤の構成に変化を加えると、最終ラインを押し上げ、高い位置からボールを奪いにいく姿勢を強めた。
すると54分、前半からポストプレーで日本の攻撃の起点となっていた神谷が均衡を破る。上野真実のクロスに頭で合わせ、待望の先制点を奪った。神谷はこれで今大会5試合連続ゴールとなった。
さらに63分、相手のビルドアップを高い位置で引っかけると、こぼれ球に神谷が素早く反応。ペナルティーエリア手前から左足を振り抜き、ゴール右下へ沈めて日本に2点目をもたらした。
67分に後藤若葉に代えて瀬野有希、78分には成宮唯と神谷千菜を下げて西尾葉音、生田七彩を投入し、選手を入れ替えながら4-4-2のブロックを形成し、守備の集中力を維持。
得点後は韓国にボールを持たれる時間が増えたが、自由を与えず、危険なエリアへの侵入を抑えた。
このまま試合は終了。日本は神谷の2ゴールを最後まで守り切り、2-0で勝利した。今大会5試合連続の無失点で決勝進出を決め、3連覇へあと1勝に迫った。
決勝は10月2日、準決勝で中国を2-0で下した北朝鮮と対戦する。
【得点者】
54分 1-0 神谷千菜
63分 2-0 神谷千菜
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