追加招集された日本代表の荒木隼人【写真:編集部】
日本代表は9月30日、キリンカップサッカー2026のエクアドル戦に向けて横浜国際総合競技場(日産スタジアム)で最終調整を行った。追加招集されたサンフレッチェ広島の荒木隼人は、昨年9月以来となるA代表復帰。前回の活動で味わった悔しさを胸に、「今回しっかり悔しさを晴らせるようなチャンスがあれば晴らしたい」と、再び巡ってきた代表での機会を見据えている。
「まさかこういう形になるとは思ってなかった」
前日の試合を終えたばかりの荒木隼人が、急きょ日本代表に合流した。
9月29日に行われたルヴァンカップの栃木シティ戦にフル出場した翌日、追加招集という形で代表チームに加わった。連絡を受けたのは、試合当日の朝だったという。
「きのうの朝、チームから連絡はありました」
28日のベネズエラ戦はエディオンピースウイング広島で行われたこともあり、荒木はサンフレッチェ広島のチームメイトらとともに、代表の前日練習を見学していた。森保一監督とも言葉を交わし、その際には「もしかして呼ぶかもね」と冗談めかして言われていたという。
「本当にまさかこういう形になるとは思ってなかったですね」
突然の追加招集となったが、荒木にとっては昨年9月に行われたアメリカ遠征以来、およそ1年ぶりの代表活動。遠征ではアメリカ戦にフル出場するも0-2で敗れる悔しい経験をしただけに、今回のチャンスに懸ける思いは強い。
「前回招集されたのがちょうど1年前ぐらいで、やっぱりそのときは悔しい思いをしたことが多かったので、今回しっかり悔しさを晴らせるようなチャンスがあれば晴らしたいなと思ってます」
この1年間、悔しさを抱えながらも、そこで得たものを糧に取り組んできた。
「アメリカ遠征で非常に悔しい思いをして、そこでも悔しい思いだけじゃなくて、すごく学ぶこともたくさんあって、それを活かして、この1年間も取り組んできたと思うので、それを発揮できるチャンスがあればいいなと思ってますね」
今季は広島の守備の要として開幕から8試合すべてでフル出場し、現在リーグ戦3位と好調の広島を支えている。日本代表への思いを改めて問われると、「みんなが目指すべき場所」と表現する。
「簡単に居続けられるところじゃないと思ってるんで、特に今回は追加招集なので、本当に限られた時間でしっかり自分のできることをしっかりアピールして、また次に繋げられるようにしたいなと思ってます」
自身のストロングポイントとして挙げるのは、「守備だったり、空中戦のところがあると思うんで、ディフェンスのところであったり、オフェンスはセットプレーのところをアピールしたい」と意気込む。
今回の日本代表は前線から積極的にプレッシャーをかける守備を見せている。後方の選手には1対1での対応も求められるが、荒木にとっては広島で取り組んできたスタイルとも重なる。
「マンツーマン、後ろがちょっと数的同数になるような、そこはしっかり自分自身もチームでやっているところでもある。強さを発揮できると思うので頑張りたいなと思ってます」
約1年ぶりに巡ってきたA代表での機会。悔しさを経験した荒木が、積み上げてきたものを示す。
(取材・文:竹中愛美)
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