サッカー日本代表の佐野海舟【写真:田中伸弥】
日本代表は10月1日、キリンカップサッカー2026でエクアドル代表と対戦し、スコアレスドローの末、PK戦で勝利した。ボランチで先発した佐野海舟は、持ち味のボール奪取を活かしながら86分までプレー。前線からの守備には手応えを示す一方、「少し間延びする時間も多かった」と試合を振り返り、中盤の選手として守備の修正点を口にした。
守備の形をどう使い分けるか。「試合の中でもう少し修正」
広島で行われたベネズエラ戦から中2日で迎えたエクアドル戦に先発した佐野海舟は、立ち上がりから中盤で激しくボールを奪いに行った。前線から連動してプレスをかける中、相手のパスを読み切ってインターセプトする場面も見せ、そこから攻撃へつなげた。
守備で取り組んでいる「前から行く」形について、佐野自身も「良いトライはできた」と手応えを口にする。一方で、試合全体を振り返ると、改善すべき部分も見えていた。
「少し間延びする時間も多くて、オープンな展開になる時間が多かったので、そこは中盤の選手として、もう少し奪った後のボール、ゲームコントロールするのもそうですけど、ディフェンスのときに少しブロックを引く時間を作っても良かったのかなと思ってます」
前から奪いに行く守備に手応えを示す一方で、相手の立ち位置や試合の流れに応じて守備の構えを変え、チーム全体をコンパクトに保つことも中盤を担う佐野の役割だ。
実際、後半には前線の守備によってパスコースが限定されたところを狙い、インターセプトから攻撃へつなげる場面もあった。
「前線の選手の守備の追い方がいいときしか、ああいうふうにパスコースは限定できないので、前線の守備の選手がいいから、ああいうところでインターセプトして、次の攻撃に繋げられる時間が増えればもっと良かったかなと思います」
さらに佐野は、試合の中で状況を見ながら修正していく重要性にも言及する。
「それをやり続ける部分と試合の中でもう少し修正して、パターンを多く増やすことが大事かなと思います」
攻撃面では、エクアドルがマンツーマン気味に人を追ってきたことで中央のパスコースが空く場面もあった。「自分たちがもう少しボール受けても良かったかな」と振り返り、相手の守り方に応じたボールの引き出し方にも課題を感じたという。
試合は90分を終えて0-0。PK戦では日本が5-4でエクアドルを下した。佐野は、PKについても「練習からどれだけ試合に近い緊張感をもってやれるかがすごい大事」と、日頃の準備の重要性を口にした。
前から行く守備に手応えを示した一方で、試合の中での修正や、守備のパターンを増やす必要性も感じた。エクアドル戦で得た手応えと課題を、今後の代表活動につなげていく。
(取材・文:竹中愛美)
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