なでしこジャパン(サッカー日本女子代表)は2日、アジア競技大会決勝で北朝鮮女子代表と対戦し、PK戦の末に勝利を果たした。3連覇を成し遂げたなでしこジャパンの狩野倫久監督は、FW上野真実をアンカーで起用。この起用法は結果的に正解だったのかもしれない。
なでしこジャパン、上野真実のアンカー起用は正解
本来ならFWやトップ下など攻撃的なポジションでの起用が多い上野だが、初戦のタイ戦からアンカーでプレー。
インサイドハーフでプレーする試合もあったが、基本的には守備的なMFとして、全6試合に出場し、3得点1アシストの活躍でなでしこジャパンの優勝に貢献した。
初戦のキックオフ直後、一番のサプライズ起用だった上野のアンカーだが、まるでスペイン代表MFロドリのような落ち着きで、堂々とプレー。
持ち前の守備意識の高さと、展開力でなでしこジャパンの舵を取っていた。
また、北朝鮮戦の先制ゴールは、まさにアンカー起用が当たった形だろう。
左サイドの連係で抜け出した柳瀬楓菜が中央へ折り返し、塩越柚歩がシュート。
このこぼれ球に反応した上野がグラウンダーのシュートで狭いコースに決めている。
上野が中盤にいたことで、こぼれ球に反応でき、ストライカーらしい正確なシュートで、チームに先制点をもたらした。
中盤で安定をもたらしながら、チャンスとなれば、ゴール前へ顔を出し、得点も期待できる。
海外組を含めたなでしこジャパンでは、長谷川唯、長野風花、谷川萌々子など世界のトップレベルで活躍する選手も多く、ポジション争いは激しいが、11月と12月のブラジル戦で上野を試してもいいだろう。
経験もあり、普段とは異なるポジションで自らの価値を見出した上野は、今大会を通してまた1段階成長した。
来夏に迫ったFIFA女子ワールドカップの前に、海外組との“融合”で見極めたいところだ。
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