【写真:Getty Images】
ユルゲン・クロップ監督率いるドイツ代表が、就任後最初の代表活動を終えた。UEFAネーションズリーグではオランダと1-1、ギリシャに0-1で敗れた後、セルビアに2-0で勝利。再びギリシャと0-0で引き分け、最初の4試合を1勝2分1敗で終えた。就任時には大きな期待が集まったが、ドイツ国内では早くも現実的な評価へと変わりつつある。
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4戦1勝の厳しい船出
ドイツメディア『RND』は、クロップ就任による熱狂を「クロップ・マニア」と呼ぶ一方、最初の2週間を「巨大な関心に対して芳しくない結果だった」と総括。特にホームでギリシャに0-1で敗れた後には、「ドイツはクロップへの期待値を劇的に引き下げなければならない」と厳しく論じた。
元ドイツ代表のトーマス・ヘルマー氏も「全く進歩が見えない」とし、「世界のトップチームには入っていない」と指摘。バスティアン・シュバインシュタイガー氏も「我々は中堅国に落ちてしまった」と語るなど、代表チームそのものの現在地にも厳しい視線が向けられている。
一方、2-0で勝利したセルビア戦について『RND』は「初めてクロップ・フットボールを見せた」と評価。アレクサンダル・パブロビッチ、トム・ビショフ、フロリアン・ヴィルツを中心とした中盤や、ボールを失った直後の素早い奪回を評価した。
しかし、第4節のギリシャ戦では前半にボール保持率76%、シュート13対1、相手ペナルティーエリア内でのプレー23対2と圧倒しながら無得点。『Sportschau』は「ドイツは前半しか輝きをみせることができなかった」と評している。
さらに、最大の課題として浮かび上がったのがストライカーのポジションだ。『RND』は「これまで説得力を示したFWはいない」と分析。
ユネス・エブヌタリブは2試合に出場したが「最高レベルの要求を満たすにはまだ足りなかった」とされ、同じく2試合に出場したニック・ヴォルテマーデも「好調だったドイツ代表の中で見劣りした」と評された。なお、ヨナタン・ブルカルトは3試合に出場したものの無得点に終わっている。
実際、クロップ体制の4試合でゴールを決めたのはビショフとヴィルツのみ。「クロップならすぐにドイツを強豪へ戻せる」という期待は後退し、再建には時間が必要であることを示す最初の代表活動となった。
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