アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ【写真:Getty Images】
アルゼンチン代表FWリオネル・メッシが現地時間6日、ベナン代表との国際親善試合で代表最後の一戦を迎える。長年にわたってアルゼンチンの象徴として世界の頂点まで駆け上がったメッシだが、その代表キャリアは衝撃的な形で始まっていた。
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デビュー戦はわずか47秒で退場
メッシがA代表デビューを果たしたのは2005年8月17日。当時18歳だったメッシは、ブダペストで行われたハンガリー代表との国際親善試合に招集され、後半にリサンドロ・ロペスとの交代でピッチに立った。
同年のFIFAワールドユース選手権(現FIFA U-20ワールドカップ)では6得点を挙げ、得点王と大会最優秀選手に輝いてアルゼンチンを世界一に導いていた。将来を嘱望される若き才能のA代表デビューには大きな期待が寄せられていたが、その初戦はわずか1分にも満たない時間で終わることになる。
投入直後、メッシは右サイドでボールを受けると、マークについたハンガリー代表DFビルモシュ・ヴァンツァークにユニフォームをつかまれた。相手を振りほどこうと腕を使ったところ、肘が相手の顔付近に入り、主審はメッシにレッドカードを提示。FIFAの公式記録では、ピッチに入ってからわずか47秒で一発退場となった。
アルゼンチン紙『Clarín』は、思わぬ形で代表デビューを終えた18歳のメッシが涙を流しながらピッチを後にしたと伝えている。世界最高峰の選手へと成長するメッシにとって、代表での最初の試合はほろ苦いものとなった。
しかし、その後はアルゼンチン代表の中心として長いキャリアを築いた。2006年には初めてワールドカップに出場し、長年にわたって背番号10を背負った。2021年にはコパ・アメリカを制してA代表で初の主要タイトルを獲得すると、2022年のカタールワールドカップではキャプテンとして母国を36年ぶりの世界一へと導いた。
47秒で退場し、涙を流した18歳のデビュー戦から21年以上。数々の栄光をアルゼンチンにもたらしたメッシが、今度は世界王者として代表最後のピッチに立つ。