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上田綺世、プレミア王者アーセナル相手に空中戦勝率75%! 0-3完敗で見えた強みとリールの課題

text by 編集部 photo by Getty Images
上田綺世 CL
CLリーグフェーズ第2節アーセナル戦で奮闘する上田綺世【写真:Getty Images】



 リールは現地時間13日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)のリーグフェーズ第2節でアーセナルに0-3で敗れた。攻撃が停滞するなか、日本代表FW上田綺世は空中戦で8回中6回勝利。強豪相手に示した武器を現地の評価とともに検証する。

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空中戦8回中6回勝利。強豪DF相手にも通用

 前半を0-0で折り返したリールは、64分にユリエン・ティンバーに先制を許すと、67分にはエベレチ・エゼ、71分にはブカヨ・サカにゴールを破られる。7分間で3失点し、今大会2連敗となった。

 データサイト『FotMob』によると、ボール支配率はアーセナルの58%に対してリールが42%。シュート数は16対4、相手ペナルティエリア内のタッチ数も50対3。上田がゴール前で仕事をする機会は限られた。

 それでも個人として存在感を示したのが空中戦だ。同サイトの集計では8回の競り合いで6勝、勝率75%。6勝は両チームを通じて最多だった。相手DFガブリエウは空中戦8回で2勝のみ。直接対決だけの数字ではないが、対照的だ。

 ガブリエウには18分に上田に入ったボールを奪われてカウンターにつなげられたが、リールの18番は地上戦でも概ね優位に立っていた。

 29分にはボールコントロールからミケル・メリーノのファウルを誘い、相手のイエローカードを引き出す。この日の上田は右サイドに流れて受けようとする動きが見られたが、ライン際でもキープできていた。



孤立しても奮闘。現地メディアの評価は?

 フランスメディア『Maxifoot』も、ガブリエウが上田に空中戦でたびたび競り負けたと指摘。落としの正確さにも言及し、前半の有効なターゲットだったと評した。ただし、セカンドボールを拾えず、競り勝った成果が決定機に結び付く場面は少なかった。

 上田は22分にネットを揺らした。ナビル・ベンタレブのシュートがティンバーに当たり、ハコン・アルナル・ハラルドソンを経由したボールに反応して押し込んだが、オフサイドの判定で取り消しとなった。

『Foot Mercato』は上田に10点満点で5点を付け、ガブリエウとエズリ・コンサの間で孤立しながらもロングボールを懸命に収め、味方の押し上げを助けたと評価。一方、『Maxifoot』の採点は4.5点。前半の奮闘を認めつつ、後半は攻撃に絡めなかった点を厳しく見た。

 とはいえ、序盤からリールはチームとして前進できていなかった。9分にベンタレブがロングフィードで右サイドの上田にボールを供給し、同選手がライン際からペナルティエリア内まで持ち運んだが、中にはアーセナルの選手5人に対し、味方はハラルドソンしかなかった。

 英国『Sky Sports』もリールが枠内シュートを1本も記録できなかったことを強調し、『The Guardian』もアーセナルの勝利が脅かされる展開にはならなかったとの見方を示した。上田自身は78分にオリヴィエ・ジルーと交代。交代前には膝を痛めたとも報じられ、状態が気がかりだ。

 空中戦では強豪相手にも対抗できた。ただし、そこからチームを前進させ、得点機会を生むには周囲の支援も欠かせない。0-3という結果だけでは見えない上田の強みと、リールの攻撃が抱える課題が同時に浮かび上がった。

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【了】

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